九州地域支部連合会/平成25年度連絡協議会および総会

 10月19日(土)午後6時から鹿児島市のホテル中原別荘にて開催されました。相次ぐ台風と年に千回爆発して大量の火山灰をまき散らす桜島に気を揉みながら当日を迎えました。恒例の九州歯科医学大会も午後2時より開催されて学長井出吉信先生が特別講演「食べる力は生き抜く力」と題して分り易く講演されて大好評でした。現在,鹿児島県歯科医師会では同窓の森原久樹会長,西孝一副会長が,鹿児島市では橋口哲彦会長が陣頭指揮されています。一強(鹿大歯)多弱の当県で同窓による三役揃い踏みは奇跡的な事です。5時受付開始の頃,恐れていた事態となりました。桜島が普段の倍増しの大爆発を起し,巨大な噴煙がホテルの上空に突進して来ます。正確に表現すると灰というより黒く焦げた砂塵です。加えて豆粒大の噴石まで降り注いで念の入った歓迎振りでした。これさえなければ焼酎飲み放題の良い所なんですが。6時総会開始。鹿児島県支部長の挨拶「新館竣工記念式典に下村博文文科大臣が出席され祝辞を述べられた事には驚いた。母校が国より期待されていると感じた」。続いて来賓のご挨拶。金子譲理事長「水道橋に全面移転して,また新しい東歯の歴史が始る」と力強く挨拶されました。井出吉信学長「マンモス総合大学ならいざ知らず,単科大学の祝辞に大臣がじきじきにお出ましになるとはと,官僚達も驚いている」と挨拶されました。矢﨑秀昭同窓会長「若手同窓との連携を強めたい。若手の同窓会離れは深刻な問題である」と挨拶されました。

 総会が終了,懇親会です。鹿児島の大手焼酎メーカー「若潮酒造」の取締役でもある内田信友先生が同社自慢の焼酎「樵:きこり」を両手にズシリと重く,贈呈して下さいました。樵のまろやかな飲み心地と久しぶりの再会で座は一気に盛り上がり収拾がつかなくなりました。よろしければ昔話をとお願いしていた宮崎の濵田康彦先生(昭27卒)と鹿児島の萩原朗先生(昭30卒)のお話もお流れとなりました。紙面を借りてお詫び致します。楽しい懇親会は早くも終了。夜景の綺麗なバーで二次会も中ごろ,20数校の同窓会表敬訪問を森原県歯会長と一緒に駆け足で終えた西副会長がやっと現われ「日大が盛り上がっていて,離してもらえなかった」とお疲れの様子でした。日歯の大久保満男会長も来鹿され大会で祝辞をされていたので盛り上がったのでしょうか。二次会も終了。遠路お疲れの蛯谷剛文理事をお宿へお送りしようとしたら「なにもう帰るの」と同期生の一団が夜の天文館へ連れ去っていきました。準備半年,慌ただしくも楽しい一日でした。

(吉嶺  光 記)