横浜南部支部/会員・家族レクリエーション開催
横浜市金沢区は古都鎌倉の北方に隣接し,鎌倉時代の史跡が数多く残る歴史の街でもある。ここをのうけんだい走る京浜急行には「能見台(のうけんだい)」,「金沢文庫」,「金沢八景」,「追浜(おっぱま)」と,由緒ありげな駅名が並ぶ。鎌倉時代,高台の「能見堂」からの風光明媚な眺めが中国の瀟湘八景に似ているところから名付けられ,後年歌川広重の浮世絵によって喧伝された「金沢八景」。学問好きな北条実時が和漢の典籍の収蔵のため,北条氏一門の菩提寺である称名寺に隣接して創設した「金沢文庫」。源頼朝の長男頼家が北条氏の追っ手に追いつめられ非業の最期を遂げた海岸だという伝説の残る「追浜」など。いにしえのむかしを駅名が現代に伝える。