平成25年12月1日(日)千葉京成ホテルミラマーレにて,同窓約60名の参加のもと学術講演会,定時総会および懇親会が開催されました。
総会に先立ち行われた学術講演会では,大学より一戸達也副学長をお迎えして「事例に基づく全身偶発症の対応トレーニング」と題して講演頂きました。救急薬品の種類と適応,血管迷走神経反射の症状と治療,アナフィラキシーショックの症状と応急処置,狭心症発作・心筋梗塞の応急処置,高血圧症・虚血性心疾患患者の歯科治療時の注意点,低血糖発作の症状と治療,気管支喘息発作の治療,過換気症候群の症状と治療,誤飲と誤嚥,最高血圧と脈拍数の関係からみた生体の変化などについてこと細かく説明して頂きました。難しい内容一つ一つに対し最近の国家試験問題を用いた分かりやすい解説は,大変新鮮で好評でした。
総会は,まず北浦利明副会長による開会,高原正明会長から2年間の任期満了に当たり会務運営に種々ご理解ご協力を頂いたことに対する御礼を含めた挨拶がありました。次いで同窓会副会長である佐瀬俊之先生より,矢﨑秀昭会長の再任,会長・監事の選挙規定の制定,未入会者対策と若手支援ネットワークの活動状況,寄付金の現況,平成27年予定の同窓会創立120周年記念事業などの本部報告がありました。一戸達也副学長からは,2年連続して高い国家試験合格率を維持している学生たちの生活状況,入学試験の状況,今度の水道橋キャンパスの拡張計画などの大学の近況とトピックについてスライドを用いてお話し頂きました。
その後,議長に萩倉純先生,副議長に小林操先生が選出されスムーズな進行のもと例年と同様につつがなく議事進行いたしました。今年度は2名の新入会があり,当日出席された浅野裕之先生に自己紹介して頂きました。役員改選に関しては,ひき続き高原会長のもとくり越しということで満場一致で決定されました。
総会終了後の懇親会は,井上孝千葉病院長,片倉朗市川総合病院歯科・口腔外科部長,白須賀貴樹衆議院議員にも参加を頂き,和やかな雰囲気の中一同おおいに盛り上がりました。
(河原 俊朗 記)