同窓会本部」カテゴリーアーカイブ

巻頭言/想うこと色々…新しい時代だからこその繋がり

広報部常任理事 佐々木葉子
広報部常任理事
佐々木葉子

(東京歯科大学同窓会会報 令和3年6月号/第424号より)

 東京オリンピック開催まであと僅かとなる中,新型コロナウイルス感染症拡大,ワクチン接種の話題が毎日のように報道されております。会員の皆様におかれましては,ご苦労の毎日とお察し申し上げるとともに,日頃より同窓会活動へのご協力に対し御礼申し上げます。
 東京歯科大学を卒業して早いもので35年,なんと昨年還暦を迎えました。同窓会の会務には,もう10年以上関わらせていただいており,故矢﨑会長のもと,広報委員会や,若手ネットワーク委員会の立ち上げ,120周年記念事業にも関わらせていただき,現在は広報を担当させていただいております。普通に診療をしているだけではお会いすることがないであろう全国各地の多くの先生方や,在校生や卒業直後のフレッシュな先生方と出会うことができました。中でも,東歯祭や卒業式では,在校生の溢れんばかりの笑顔とパワー,卒業式で名前を呼ばれた時の緊張感と父兄の皆さんの満面の笑み…。「私も明日から頑張ろう!」と思ったものです。卒業して何十年も経った今,同窓会の会務に関わっていなければ経験することのない場面に立ち会うことができたことに感謝しています。
 35年前,私もピチピチの女子学生でした。日々の勉強や実習の合間をみては,友人とのお茶に食事にお酒にデートと,海,山,街へと繰り出しては楽しい時間を過ごしたものです。そのような中での繋がりが,日々の臨床や社会生活,そして,このコロナ禍の不自由な状況でも大きな助けになっています。昨年のコロナによるマスクやアルコールの不足事態でも,情報交換をしてお互いに助け合い乗りきりました。遊びにも勉強にも長けた頼もしい友人や先輩,後輩,そして今でもお世話になっている先生方は私の宝物です。還暦を迎えた今だからこそ余計に感じるのかもしれませんが,勉強や臨床に忙しい若い頃には,煩わしい必要ないと思うような目に見えない繋がりは,本当に大切なものです。同窓会を通じて沢山の人との出会いや経験をしてください。そして,人としての引き出しを増やしてください。いつかきっと役に立つと思います。
 同窓会とは…。私は,同窓会とは携帯を買うと,もれなくついてくるGoogleやセキュリティーシステムのようなものだと思います。東京歯科大学を卒業したことによりもれなくついてくる東京歯科大学の同窓会。現代の情報社会で多くの人が使っている検索エンジンやセキュリティシステムのような同窓会を大いに活用していただければと思います。
 広報委員会では会報やホームページ,Facebookそして情報ネットなど様々なツールで情報を提供しています。本学ならではの学術講習会の情報や新進会員のつどい,若手の先生方との交流,そしてコロナ禍の状況に対応したオンライン研修や最新のコロナ情報など…。わからないことがあったときにGoogle先生に聞くように同窓会を活用してください。日々の臨床でわからないこと困ったことや将来のこと結婚のこと…何らかのヒントが見つかるはずです。また,昨今では社会に色々な情報が巡っています。でも,その情報を本当に信頼して良いの?そんな不安もご相談いただければと思います。
 同窓会という貴重なツールを机の引き出しにしまったままで,宝の持ち腐れにするにはもったいない!是非,引き出しの中を見てみてください。
 昨今のコロナ禍では,会食も会話も出会いもままならない状況が続いています。こんな世の中だからこそ,人との繋がりが何より大切なのだと思います。そして,そんな状況でも,同窓会だからこそ出来ることがあるのではないかと模索して頑張っています。

若い先生方の心に,一人でも響くことを願い,皆様の健康と笑顔を心よりお祈りして…。

第9回「新進会員のつどい」ご案内[2021年11月13日(土)]

第9回 新進会員のつどい ご案内(2021年11月13日(土))

 同窓会,新進会員の皆様,こんにちは。本年度の実行委員長を務めます,口腔健康科学講座障害者歯科・口腔顔面痛研究室大学院4年の加藤栄助と申します。
 昨年発生した新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)は,日本を含め世界各地に広がりました。現在もいまだに終息の目処が立っておらず,普段当たり前にできていたことができなくなり,日常生活も大きく変化いたしました。卒業5年目までの若手歯科医師に向けた会「新進会員のつどい」もCOVID-19の影響を受け,昨年度は同窓会報上での紙面開催となりました。 続きを読む

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2021年6月27日

「地域支部連合会会長・支部長」を更新しました。

令和3年6月1日付 地域支部連合会長 新任

四国地域支部連合会 横山 洋行 昭和53年卒 ※

令和3年6月1日付 支部長 新任

北海道地域支部連合会
札幌支部 船元 能教 昭和57年卒 ※

令和3年6月12日付 支部長 新任

東京地域支部連合会
葛飾支部 大久保 和幸 昭和58年卒 ※

地域支部連合会会長・支部長一覧はこちら >>

巻頭言/継承と発展

総務・厚生部常任理事 杉原直樹
総務・厚生部常任理事
杉原直樹

(東京歯科大学同窓会会報 令和3年2月号/第423号より)

 謹んで新春をお祝い申し上げます。同窓のみなさまのご健勝と益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
 2020年1月より総務・厚生部担当の常任理事を仰せつかりました昭和62年卒の杉原直樹です。2014年4月より,東京歯科大学衛生学講座で主任教授を拝命しております。東京歯科大学を卒業して現在まで同窓会大学支部に所属してきましたが,これまでずっと支部の役員をするでもなく過ごしておりましたので,今回大学連携の常任理事に指名されましたのはまさに晴天の霹靂でした。
 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが,簡単に衛生学講座の沿革の紹介をさせていただきます。衛生学講座が研究室として正式に誕生したのは,昭和28(1953)年4月です。この時の名称は衛生学・口腔衛生学研究室でした。その後,昭和33(1958)年3月に大学院が設置され,衛生学講座として上田喜一主任教授と竹内光春教授が就任しました。さらに昭和37(1962)年に口腔衛生学講座(竹内光春主任教授)が衛生学講座より独立して2講座になりました。それ以後,衛生学講座は西村正雄教授が,口腔衛生学講座は高江洲義矩教授が主任教授を引き継ぎましたが,平成3(1991)年4月から2講座が再統合し,現在の衛生学講座(高江洲義矩主任教授)となり,平成13(2001)年に松久保 隆主任教授,平成26(2014)年より私が講座を運営しています。これまで60年以上の歴史の中で,多数のOB・OGを含む関係者の方々が同窓会会員の中にもいらっしゃると思います。現在は,名誉教授3名,教授1名,講師2名,助教1名,歯科衛生士1名,客員教授1名,客員准教授2名,客員講師1名,非常勤講師7名で教育,研究,社会活動にあたっています。水道橋校舎本館10階に研究室がございますので,お気軽にご連絡ください(現在の状況下では「お気軽にお立ち寄りください」と書けないことが非常に残念です)。なお,初代衛生学講座主任の上田喜一教授は,慶應義塾大学医学部を卒業し,医学部衛生学教室助教授から初代の教授として東京歯科大学に着任されております。ご存知のように,現在,東京歯科大学と慶應義塾大学との統合のための協議が開始されています。これも何かの不思議な縁を感じます。
 昨年初めに常任理事に就任して早々新型コロナウイルス感染症の感染拡大により同窓会関連の事業が殆ど中止となり,また会議も全てWeb会議になりました。私が対面で同窓会関係の会議に出席したのは1~2月の理事会・常任理事会の2回と11月に行われた同窓会評議員会の合計3回のみです。しかも会議の後の懇親会もほぼなくなり,役員全ての方のお名前と顔を覚えるのに非常に苦労しております。しかしながら,この1年間同窓会の運営に携わらせていただき,新型コロナウイルス感染症下の困難な状況の中で会長を始め役員の方々全てが一生懸命に会務に奮闘されているのを目の当たりにして,非常に頭の下がる思いです。私もそれに負けないように皆様とともに同窓会に尽力して参りますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。

「第8回新進会員のつどい」アンケート結果(同窓会報第423号より)

 新進会員は卒後5年目までの組織で、例年「新進会員のつどい」として講演会等様々な企画を行っていました。
 今年度はコロナの影響で会自体が行われませんでしたが、例年の参加人数は40人弱で、その際のアンケートも回答数が少なく、今までほとんど反映されてきませんでした。また、同窓会からは「会費が集まらない」「若手が支部に入らない」などの意見がでていましたが、どんな対策がなされてきたのかも不明でした。新進会員から、「そもそも同窓会が何をしているのかよくわからない」という声も少なからず聞いていました。
 そこで今年度は、今後の同窓会事業のために何か役に立つことはできないかと考え、新進会員のつどい、同窓会について周知し、今後の事業に役立てることを目的とし、アンケートを取りました。 続きを読む