志学会(昭和42年卒・72期)/総会開催

 今年の総会は黒4ダムのある,富山,宇奈月温泉にてだ。
 会員27名,夫人11名の参加があった。旅荘延楽に到着まず温泉に入ってみる。クセのない単純泉だがなんといっても熱い!42~3度あるがじっとこらえる。湯量は豊富でシャワーも痛い。
 さっぱりして5:30の総会に臨む。進行は羽生君,大岡会長挨拶,担当柚木君の歓迎挨拶があり,本年度逝去の羽田野君,熊谷君両君の冥福を祈る。
 会務,会計報告のあと大学現況として120周年記念式典について式典会長高橋(利)君が説明した。
 来年の総会が北海道に決まり担当の西川君が季節の良い7月に総会を設定した。
 閉会後は全員記念撮影,夫人方も加わり鈴木君の5,060万画素のカメラにおさまった。
 宴会が柚木君の挨拶で始まり,かに,白海老,甘鯛,銀鱈の西京焼きと海産物が多く,越中みそ汁にコシヒカリ,そして和牛きのこ鍋に火が入ると大広間も熱気いっぱいだった。あっという間の2時間が過ぎお開きあとは恒例のカラオケへと流れた。
 翌2日目は31名参加の観光でトロッコ列車,杉沢の沢杉が目玉だ。宇奈月温泉駅から1時間トロッコ列車でけやき平を目指す。
 もともと作業用列車なので曲がりくねったトンネルを車輪を軋ませながらくぐる。富山出身の女優室井滋さんの音声ガイドが観光客を飽きさせない。
 眼下は黒部川,切り立った絶壁,日本一のV字峡谷だ。
 山の上の方がやや赤く紅葉にはちと早かった。終点けやき平でそれぞれ散策,この先が石原裕次郎,三船敏郎などが活躍した?黒4ダムだが時間なく今日はここまで…
 そもそも黒4ダム建設の為のトロッコ列車と思いがちだが黒1黒2黒3ダムもあり大正年間から列車が走っていたことに驚く。
 帰りに出会うトロッコ列車も満杯,3~4,000人の観光客が訪れるそうだ。
 いったん延楽に戻り昼食,このあと沢杉に向かうが10名程が帰京21名が天然記念物沢杉へ,山にある筈の杉林が川もない海辺の平地に繁茂しているのは世界的にみてもここだけらしい。天然記念物たる所以である。黒部川の急流が海にまで又海中にまでその種子を運んだ結果とのこと。海中の杉林は埋没林とよばれている。消滅前に必見の風景である。
 今年は北陸新幹線の時刻の都合で観光途中下車が多くさみだれ解散となったがまた元気な再会を期した。
 それにしても温泉熱かったなあ!

(赤穂 英生 記)