令和3年12月12日(日)14時よりホテルアソシア静岡にて県支部第81回定時総会・記念講演会が新型コロナウイルス感染症に細心の注意を払いながら54名の参加で開催されました。
総会は副支部長の小野田尚仁先生(昭和59年卒)の司会進行により,副支部長の山口秀夫先生(昭和56年卒)の開会の辞で始まり,始めに物故会員3名に対し弔意黙祷を行った後,支部長の鳥居一也先生(昭和58年卒)の挨拶があり,ご来賓としてご臨席いただいた母校古澤成博教授,県歯会長大松 高先生,同窓会副会長鈴木千枝子先生,県歯副会長小澤照雄先生,東海地域支部連合会理事村松英昭先生の紹介と挨拶がありました。
その後議長には前支部長の村松英昭先生(昭和49年卒)が選出され,先ずは大学の現況を古澤教授に,同窓会本部の活動に関しては鈴木副会長に報告していただきました。続いて庶務担当理事の喜田賢司先生(平成2年卒)より各顕彰受章者,高齢会員2名・新入会員4名の紹介があり,参加した新入会員2名の紹介と令和3年春の叙勲を受章した村松英昭先生から挨拶をいただきました。その後支部長から令和3年に開催された東海地域支部連合会総会,評議員会,合同学年代表者会・都道府県代表者会議,臨時総会・学術講演会についての報告,庶務担当から令和3年会務報告がありました。最後に会計担当理事の島田隆光先生(平成9年卒)より令和3年収入支出中間決算について報告がありました。
議決事項として令和2年収支決算は会計担当の説明と監事の神田潤二先生(昭和50年卒)による会計監査の結果報告,令和4年事業計画(案)と予算案,そして役員改選について,全ての議決事項は全会一致で承認され副支部長の平川彰生先生(昭和56年卒)の閉会の辞で約1時間半にわたる総会が無事終了となりました。
総会終了後の記念講演では,学術担当の鈴木 龍先生(昭和58年卒)の司会進行で母校歯内療法学講座主任教授の古澤成博先生に『難治性根尖性歯周炎の診断と処置』と題して約2時間の講演をしていただきました。従来の手探りでの根管治療から,処置精度の向上に繋がる視覚強化の一手段としてのマイクロスコープの導入により進化する最新の歯内療法について,日常の臨床において咬合時痛や打診痛などの症状がなかなか消失せず治療に苦慮する症例の対処法などについて,短時間ではありましたが一般開業医にも分かり易く説明していただき,明日からの臨床のヒントになるとても有意義な時間となりました。
本来であれば講演終了後に懇親会が開催されますが,新型コロナウイルス感染症の第6波を危惧して残念ながら中止となりました。ただ久しぶりの対面での総会を無事に開催できたこと,ご協力いただいた先生方に執行部一同感謝とお礼を申し上げ,ご報告とさせていただきます。
(平成13年卒・寺田洋平 記)