十期会(昭和37年卒・67期)/クラス会開催

 令和になって最初の十期会は,10月4日,東京新宿のホテルで開かれた。本学を昭和37年の卒業で,クラス会は昭和の時代には2年に1度,そして平成になってからは,毎年開かれ,本年で第44回となる。こんなに団結力のあるクラス会は,東歯同窓会でも一番と自負している。従来は,全国のクラスメートがそれぞれ幹事を務め,各名所をもれなく廻った。
 よわい(齢)80を過ぎて全国規模のクラス会を毎年開く,これは並大抵の事ではない。開催地が東京以外では,また貸切りバスで1日がかりの観光では参加者が少なく,おまけに体調不良によるドタキャンも起きかねない。こんな理由から,毎年開催するには東京で1泊,ゆっくりと交流を図る,こういう結論に達した。ちなみに昨年は東京湾でサンセットクルージング,そして今年は落語鑑賞と新宿で1泊と相成った。
 本年の圧巻はなんと言っても,北海道からはるばる出席してくれた,山田,盆子原の両君で,本会を盛り上げてくれた。なかでも盆ちゃんは6年振りの参加,股関節の病気を見事克服,リハビリを重ねて元気な姿を見せてくれた。満場は拍手喝采,健康な姿に来年もまた会おうという気持ちにしてくれた。
 十期会のまとまりの良さの蔭には,金山君の力が大きい。毎年,十期会便りを全国の全会員にFAX配信,庶務,会計係を一気に引き受け,逝去会員には丁重に花輪代を届けてくれる。参加者全員が感謝の気持で一杯であった。
 総会後は,今売り出し中の真打ち三遊亭金朝師匠の落語鑑賞,さすがプロ,耳が遠い人でも聞き取れるたくみな話術,1時間たっぷりと堪能した。
 懇親会では,全員が時間無制限の近況,体調報告,楽しいひと時が流れてゆく。井沢君から温州みかん,土屋君からお菓子,永井さんからは越の寒梅のサプライズがあった。逢えば懐かし語るも夢か,そこで一句「此の1年 元気の証 十期会」これぞ我等のイノベーションであろう。
 来年は母校,水道橋の近くのホテルで1泊,ハトバスによるスカイツリー展望を計画している。誘い合って1人でも多くの出席を心からお待ちしております。

(安藤 三男 記)

【記 録】

黙祷
安部井寿人,羽田育哉,鍜治寿一,大菅 武,花上弘昭,山脇俊男,鈴田邦介
総会
司会:小室(甲),幹事挨拶:安藤,庶務会計報告:金山(公),議長:山田,閉会:滝(義)
懇親会
司会:安藤,開会:堀江,乾杯:盆子原,校歌:野間(弘),閉会:佐々木
東京幹事 堀江,佐々木,安藤
出席者 小室・野間・滝 各夫妻,安藤,井澤,金山,佐々木,土屋,中村,永井,初鹿,堀江,盆子原,森下,山田 以上18名(敬称略)