千葉県支部/社保講習会・学術講習会

 7月10日(日)午後1時よりペリエ千葉7F・ペリエホールにて,社保講習会・学術講習会,懇親会が行われました。当日はオミクロン株BA.5による新型コロナウイルス感染症の再度の広がりを見せ始めているなか,91名の会員の先生方が出席されました。洪 良基副幹事長の司会のもと,宮吉 誠副会長の開会の辞に続いて山倉久史会長の挨拶のなか,新人を含めた17名の常任役員の先生方が自己紹介を行い会が始まりました。
 社保講習会では,千葉県歯科医師会 社保担当理事の柴田康則先生に「社保の最新情報」という演題で,関東信越厚生局千葉事務所 指導医療官の小林 隆先生には「最新の指導・監査」という演題で話をして頂きました。まず最初に柴田先生からは,集団指導,集団個別指導,個別指導の種類や内容のこと,また令和4年度診療報酬改定ポイントについて説明がありました。続いて小林先生からは,特定共同指導は臨床研修指定病院,大学付属病院,大規模病院に実施されることや,カルテ(診療録)記載の注意点などについて説明がありました。
 学術講演会では,東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座 教授の関根秀志先生に「変化する環境に対応する欠損補綴歯科治療を考える」という演題で話をして頂きました。まず初めに,補綴学的な立場からみたインプラント治療の適応注意症例,また導入の注意点について話をされました。続いて,超高齢社会における歯科的対応の意義と重要性,欠損補綴歯科領域におけるデジタル化と材料の変化について話をされました。歯科補綴学第三講座(局部義歯学)時代に経験した多くの症例の話や,現在クラウンブリッジ補綴学講座で実施している事柄などを含んだ,大変興味深い多岐にわたる講演となりました。
 懇親会は尾上匡史幹事長の司会のもと,高原正明県歯会長の乾杯のご発声で宴が始まりました。3年ぶりとなる会は時間が経つのを忘れ,和やかな雰囲気のなか進められ,至福のひとときとなりました。

(平成7年卒・河原 俊朗 記)