2018 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/(2018年11月11日(日))

2018 TDCアカデミア 医療教養フォーラム

「超高齢社会における口腔保健の課題」

 2025年には、団塊の世代が75歳を超えて、国民の3人に1人が65歳以上という、これまでに人類が経験したことのない社会を迎えます。特に医療と介護にはその対応が急務であることは周知のとおりです。そのような社会背景において、「地域住民が、生涯、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができる街づくり」が求められています。
 地域における自助、互助、共助、公助の中でも、社会保障費とマンパワーの不足が極めて深刻であることから、そのカギとなるのは、自助とそれを支える互助を主体とする街づくりです。その中核は、近年、社会の中で失われつつあった「人と人の繋がり」であり、そのような街づくりに、医療専門家は、人と寄り添い、地域と寄り添いながら、どのようにその役割を果たすことができるかを参加者のみなさんと探ります。

超高齢社会における口腔保健の課題
~2025年を迎えるにあたって、やっておかなければならないこと~
日時: 2018年11月11日(日) 9:30 〜 16:30
場所: 東京歯科大学 水道橋校舎新館8F
定員: 80名
参加費: 2千円
臨床研修医・卒後5年以内 無料

第1部 在宅歯科診療における診療計画/9:30〜12:00

2018 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/第1部 在宅歯科診療における診療計画(2018年11月11日(日)9:30〜12:00)講師:野村 武史
(東京歯科大学 オーラルメディシン・口腔外科学講座 主任教授)、田中 五郎(神奈川県開業 歯科医師)

 在宅歯科医療においては、口腔内の状況のみならず、診療環境や患者の全身状態や生活状態によって治療手段が制限されます。さらに、生命予後や認知機能などの生活能力などにも配慮した治療目標設定が必要になります。
 そのような中で、本人の希望や家族の意向にいかに沿った形での最善のサポートをどのように選択したらいいのでしょうか。在宅歯科医療の診療計画の立案と臨床決断について考えるフォーラムです。

第1部 在宅歯科診療における診療計画
日時: 2018年11月11日(日) 9:30〜12:00
講師: 野村 武史
(東京歯科大学 オーラルメディシン・口腔外科学講座 主任教授)
「全身状態の把握と対応 抜歯の臨床決断」
講師: 田中 五郎
(神奈川県開業 歯科医師)
「フレイルと治療計画」

第2部 口腔保健からの地域づくり/13:00〜16:30
~自分たちの街をどんな地域にしたいのか~

2018 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/第2部 口腔保健からの地域づくり(2018年11月11日(日)13:00〜16:30)講師:中野 智紀(東埼玉総合病院 医師)、富田 勲(千葉県開業 薬剤師)、五島 朋幸(東京都開業 歯科医師)

 2025年を目前に迎え、地域包括ケアの構築が急務であり、多様な取り組みがされています。そのような中で、口腔ケアや機能訓練の中断や独居高齢者の孤立などの多くの問題が山積しています。
 これらの課題は、高齢者の生きがいや地域におけるソーシャルキャピタルと密接に関連します。そのため、私たちは地域の口腔保健を担う専門家として、地域づくりに積極的に関わっていくことが求められます。急速に高齢化が進行する中で、私たちはどんな地域づくりをしていったらよいのか、医療専門家のソーシャルワークについて考えるフォーラムです。

第2部 口腔保健からの地域づくり
~自分たちの街をどんな地域にしたいのか~
日時: 2018年11月11日(日) 13:00〜16:30
講師: 中野 智紀
(東埼玉総合病院 医師)
「地域包括ケアからケアする社会へ」~幸手モデルの取り組み~
講師: 富田 勲
(千葉県開業 薬剤師)
「多職種連携の課題、医療職と街づくり」
講師: 五島 朋幸
(東京都開業 歯科医師)
「最期まで口から食べられる街づくり」


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