2018 TDC アカデミア 臨床セミナー
画像診断セミナー
近年、歯科用コーンビームCT(CBCT)による三次元画像は、歯内治療における根管治療や歯根尖手術、埋伏歯の位置の確認、特にインプラント治療においては欠かせないものとなってきました。しかし、被ばくがあり、しっかりとした検査をおこなうためには有効に活用することが大切です。
そこで、CBCTの基本的な特徴や、三次元画像を使用した読影のポイントをお伝えします。また実際の画像を用いて、より正確な診断をするにはどうしたらいいのかなど、実践に即した内容でお伝えします。
臨床セミナー 画像診断セミナー デンタル、パノラマX線画像とコーンビームCTの読影 |
|
---|---|
講師: |
後藤 多津子
|
日時: | 2018年5月20日(日) 9:30 ~ 12:00 |
場所: | 東京歯科大学 水道橋校舎新館8F |
定員: | 60名 |
受講料: | 7千円 |
講演
- デンタル、パノラマX線画像の読影
- パノラマにおける障害陰影
- 現在のコーンビームCT
- コーンビームCTの読影診断
口内法X線画像(いわゆるデンタル)は鮮鋭な画像として、パノラマX線画像は歯および口腔顎顔面領域の総覧的な観察に適する画像として歯科医院では最も利用されている。しかし、複雑な歯や歯周組織の解剖学的な構造が重なって見えるため三次元的に診断するのは困難である。こうした問題を解決するために研究開発された歯科用コーンビームCT(CBCT)は、 三次元画像のため多方面からの観察ができるようになった。
一方、歯科医師にとりCBCT利用時の懸念は患者の被曝である。被曝量を低減かつ目的に合った良好な画像を得るためには、歯科医師の知識、工夫、撮影技術が非常に重要である。得られた三次元画像から最大限の情報を読影し治療に結びつけることは、患者と歯科医師双方に最大の利益をもたらす。
そこで本講演では、まずデンタル、パノラマX線画像、歯科用CBCTの基本や特徴を解説する。さらにデンタルやパノラマで見える解剖や病変が歯科用CBCTではどう見えてくるのか、二次元画像と三次元画(キリ像を関連づけながら読影診断について説明する。イントリプラント術前、歯内療法とマイクロスコープ、過剰埋線)伏歯や智歯埋伏歯などの実症例を紹介し、明日からの臨床に役立つ講演にしたいと考えている。
(Tazuko K. Goto)
2018 TDCアカデミア セミナー:
2018 TDCアカデミア セミナー一覧:
- 2018 TDCアカデミア 卒後研修(毎月開催・参加無料)
- 2018 TDCアカデミア 臨床セミナー/画像診断セミナー
デンタル、パノラマX線画像とコーンビームCTの読影(2018年5月20日(日)) - 2018 TDCアカデミア 臨床セミナー/補綴セミナー
補綴臨床におけるデジタルデンティストリーの真髄(2018年5月20日(日)) - 2018 TDCアカデミア 臨床セミナー/ペリオセミナー
「あなたの歯周治療をさらなる高みへ」〜切除療法・ソフトティッシュマネージメントから再生療法までを学ぶ1.5日〜(2018年7月7日(土)・8日(日)、全2日間) - 2018 TDCアカデミア 臨床セミナー/ベーシックハンズオンセミナー
「すぐに役立つ臨床のコツ」〜実践スキルの向上 補綴、矯正、ペリオ、口腔外科編〜(2018年9月2日(日)) - 2018 TDCアカデミア 臨床セミナー/小児歯科セミナー
「向き合いませんか! 小児歯科治療」〜小児の特徴・乳歯齲蝕治療・抜歯後の保隙・経過観察まで〜(2018年9月30日(日)) - 2018 TDCアカデミア 医療教養フォーラム/(2018年11月11日(日))