2018 TDC アカデミア 臨床セミナー
ペリオセミナー
歯周組織を長期安定させるためには,さまざまな対応が求められます。骨へのアプローチとしては、切除療法・再生療法で対応し生理学的な骨形態への再構築が必要となります。また軟組織へのアプローチでは、遊離歯肉移植術・結合組織移植術などを用います。その結果、歯周組織は安定しプラークコントロールしやすい環境を達成できます。
しかし、歯周外科手術の様々な術式のコンセンサスは多く得られておりますが、実際の日々の臨床応用の際に術式の選択に悩むことはないでしょうか。国内外で活躍し著明な臨床家である船登彰芳先生のもと、歯周治療をさらなる高みに導くセミナーを企画いたしました。歯周病の基礎から歯周外科手術の原理、原則を学び歯周外科の技術を向上させ臨床の幅を広げていきましょう。
昨年好評だったペリオセミナーよりも時間数を増やし、更にグレードアップしたセミナーです。各術式は講義と共に豚顎を用いた実習を通して徹底的に学ぶことができます。昨年受講された先生方も、今回初めて受講される先生方にも非常に満足していただける内容です。
臨床セミナー ペリオセミナー あなたの歯周治療をさらなる高みへ ~切除療法・ソフトティッシュマネージメントから再生療法までを学ぶ1.5日~ |
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講師: |
船登 彰芳
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日時: | 2018年7月7日(土)・8日(日) 全2日間 |
場所: | 東京歯科大学 水道橋校舎新館11F |
定員: | 30名 |
受講料: | 10万円 9万円(前年度同窓会費納入者) |
講演
- 初期治療とメインテナンスの重要性
- 歯周疾患のリスクファクターと切除療法
- 遊離歯肉移植・結合組織移植の適応症とその術式
- 再生療法の適応症とその術式
- 長期症例から観た歯周治療の考え方
実習
- 縫合実習
- 豚を用いたApically positioned Flap
- Free Gingival Graft
- Connective Tissue Graft
- Regenerative procedure
結論から言うと歯周治療に終わりはありません。なぜなら歯周炎は感染症であり、その原因菌を口腔内から除去することはできないからです。あくまでも歯周治療のゴールは、生涯にわたる歯周ポケット内のバイオフィルムの管理にあります。そのために最も重要となるのが、プラークコントロールを含めた初期治療とメインテナンスの継続にあります。ただし動的治療において、バイオフィルムの管理が難しいとされるリスクファクターになり得る深いポケット・骨縁下欠損・分岐部病変の改善を目的とした歯周外科治療が必要となることも多々あるのが臨床です。本講演では、今一度初期治療とメインテナンスの重要性を再確認し、歯周外科治療の考え方・歯周外科手術(切除・再生療法・歯周形成外科)の適応症を整理したいと思います。そして長期症例を通して反省を踏まえて、いまの私なりの歯周治療の考え方にも触れてみたいと思います。
また実習では縫合実習から、豚を用い様々な歯周外科手術(Apically positioned Flap, Free Gingival Graft, Connective Tissue Graft, Regenerative procedure)を習得していただきます。
(Akiyoshi Funato)
受付を終了いたしました。
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