ひとは会(昭和45年卒・75期)/古稀を祝う会

 秋晴れの10月25日,「ひとは会」23人が宇都宮駅に集合し,古稀を祝う会に参加しました。思えば大きな志を抱いて大学の門を出てから早45年が過ぎ,それぞれの分野で思いを遂げてきたのです。
 ほぼ2年おきにクラス会があるので,常連組は昨日会った友達のような感覚であいさつを交わし,卒業以来初めてという人には戸惑いを覚えたりしながらも,すぐに学生時代にもどり和気あいあいとして話が弾みます。
 バスに乗って宇都宮市街の説明を聞いているうちに昼食会場につき,美味しい中華料理に名物の餃子もいただきました。
 最初の訪問地は「東武ワールドスクウェア」で,世界の著名建築物を25分の1に縮尺した模型を楽しく見ているうちに,あっという間に世界1周を果たしました。
 夜は「日光鬼怒川温泉ホテル」で総会を行い,クラス会の今後を検討。写真撮影の後,宴会に興じました。一人一人の近況報告は大変興味深く,さながら人生の縮尺模型を見せて頂いた感。仕事の合間の野菜作りが高じて耕運機まで買った人,次世代に診療室を譲り悠々自適の人,人間ドックで命拾いした人,健康に自信があり来年のためにスキーを買い替えた人,息子さんたちと協調しながら現役で頑張っている人,後継者がいないので自身の健康管理を行いながら最新の知識を吸収し続けている人,等々。
 翌朝はいよいよ日光に向けて出発。車窓から紅葉し始めた栃木の美しい山並みを愛でた後,東照宮では普段入れない社の奥まで通していただきました。将軍着座の間には格天井にも葵の御紋があって,格調高く,強いパワーを実感。厳かなお祓いの後,別室でのおもてなしがあり感激もひとしおでした。
 昼食は佐竹さんのご親戚のレストランで歓待していただき,時間を忘れるほどに皆で名残を惜しみました。
 この後,2泊組は塩原温泉・千本松牧場に向かい,1泊組は宇都宮駅から,懐かしい語らいと素敵な体験を胸に,帰途につきました。幹事さんたちに感謝しながら…。

幹事様(敬称略)
 高橋二郎・馬橋亟男・馬橋世津子・井原信一・鈴木民夫・福澤宏文
「日光の 御座所に集い ともどちと 祓い受けいて 古稀ことほぎぬ」

(山本 美智子記)