TDC卒研セミナー2014 特別企画 インプラントセミナー
「Evidence-Based-Clinical Practice for Implant」
〜科学的根拠をもったインプラント臨床を実践するために〜
(2014年6月28・29日、7月26・27日)

 インプラント治療は確立した欠損補綴方法として、広く認められています。しかし、私たち臨床医は、自らがおこなっているインプラント治療の手技を理論的、科学的に、エビデンスを含めて詳しく解説できるのでしょうか。たとえば、ソケットリフトを併用し、満足できるインプラント埋入手術ができたとします。単に、無事終わって「良かった」で良いのですか?治療の対象となった上顎洞粘膜は、ただの上皮ではなく機能を持っているのです。万が一、損傷しても再生するのでしょうか。洞粘膜下に入れた骨補填材は、どのような機序で吸収され、新生骨の形成に必要な再血管化はどこから起こるのか。これらが説明できなければ、その治療は偶然成功したに過ぎないのです。理論的背景をエビデンスとともに説明できなければ、これは科学ではないのです。歯科医療は匠の世界ではなく、理論として後世に伝えることのできるサイエンスであるべきなのです。
現在、インプラント治療は多くの社会的批判を浴びています。これに伴い、歯科医師に対する「知識、技術不足」という不信感への広がりも見せています。現状の社会的評価を再構築し、インプラント医療に対する正しい理解を獲得するためには、私たち臨床医が、エビデンスに基づいた明確な理論的背景を理解し、不測の事態にも対応できる能力を養う必要があるのではないでしょうか。それが、本当の歯科医療であり、歯科医療をサイエンスに昇華する最良の方法であると考えます。
今回のセミナーでは、「Evidence-Based-Clinical Practice for Implant(科学的根拠をもったインプラント臨床を実践するために)」と銘打って、「臨床から基礎へ、基礎から臨床へ」と討論形式のセミナーを開催します。臨床家からの疑問を基礎研究者にぶつけることにより、エビデンスの存在する臨床術式とそうでないものを区別できるような内容です。また、基礎研究者から臨床家に対しては、基礎科学から考える臨床の矛盾点を指摘していただきます。まさに、「臨床 V.S 基礎」の大討論会を企画いたしました。各回ごとにテーマを限定し、臨床家と基礎研究者から、それぞれ第一人者による討論をお送りいたします。


各開催日 演題・講師

6月28日(土)〜井上 孝、武田孝之、佐藤憂子、二階堂雅彦、藤関雅嗣、矢島安朝〜
・コミュニケーションスキルの稚拙さが医療訴訟へとつながる
―患者の満足感が訴訟を起こすかどうかの最大の決定要因―
・骨造成術と軟組織のマネージメントを基礎と臨床から検証する
―コンセンサスの取られている治療法といまだ実験段階の方法を区別する―
6月29日(日)〜阿部伸一、井上 孝、佐々木研一、平田創一郎、福田謙一、矢島安朝〜
・インプラント治療の医療安全を基礎と臨床から検証する
―医療事故の病態と対応、社会的評価と医療安全文化―
7月26日(土)〜飯島俊一、木津康博、椎貝達夫、関根秀志、西川慶一、矢島安朝、吉成正雄〜
・ジルコニアの最新情報を基礎と臨床から検証する
―ジルコニアを用いたインプラント治療の全容と将来展望―
・ガイデッドサージェリーの確実性を基礎と臨床から検証する
―誤差とエラー、そしてその確実性は?―
7月27日(日)〜伊藤太一、石原和幸、小宮山彌太郎、松井孝道、矢島安朝〜
・インプラント周囲炎のメカニズムを基礎と臨床から検証する
―インプラント周囲炎発症のメカニズムを理解することで最新の対応法を身につける―

日時 :
2014年(平成26年)
6月28日(土)・29日(日)・
7月26日(土)・27日(日)
土曜日:9:30〜18:00、日曜日:9:00〜17:30
講師 :
阿部 伸一(東歯大・解剖)
飯島 俊一(千葉県・開業)
井上  孝(東歯大・臨床検査病理)
小宮山彌太郎(東京都・開業)
椎貝 達夫(東京都・開業)
関根 秀志(東歯大・口健臨科・口腔インプラント)
武田 孝之(東京都・開業)
矢島 安朝(東歯大・口腔インプラント)
吉成 正雄(東歯大・歯科理工)
(五十音順)
受講料:4日間コース
100,000円
60,000円 前年度同窓会費納入者受講料
単発受講の場合
(1日あたり)
30,000円
20,000円 前年度同窓会費納入者受講料
定員 :
60名



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