「第408号」タグアーカイブ
巻頭言/共済制度のこれから
副会長
財部正治
(東京歯科大学同窓会会報 平成29年6月号/第408号より)
熊本大震災から1年が経過し,熊本を訪問して熊本県支部の会員の皆様と懇談する機会を得た。熊本城の惨状は報道で知らされてはいたが,実際に目にして改めて被害の大きさを認識することとなった。日常いつも目にする威風堂々の象徴が,一日にして無残な姿をさらすこととなり,県民にとって心の支えを失ったことは容易に予想できた。
この地震で,会員の中にも負傷されたり,診療室やご自宅が壊れるなどの被害が出た。診療に影響が出た会員もおられた。一年を経過しても,いまだにみなし仮設住宅で暮されている先生もいらっしゃる。しかしながら,どの先生におかれても復興に向けて地道な努力をされており,心強い限りであるし,頭が下がる思いである。
東日本大震災や今回の熊本大震災では,同窓会として支援金を呼びかけ,全国の会員の皆様から多くのご協力をいただいた。その結果,復旧のわずかな足しにしかならないかもしれないが,同窓のお見舞いの気持ちを表すことができた。改めて感謝申し上げる。
現在,同窓会では共済制度の見直しが進められている。本会の共済制度は,現行では弔慰共済金,罹災共済金,80歳および100歳の長寿お祝い金よりなり,このために卒業後間もない新進会員から80歳に達する会員に至るまで,均一の共済負担金をお願いしている。ただシミュレーションの結果,負担金収入減少のため,現行の規定のまま運営するとやがて立ち行かなくなる恐れがある。また,個々の災害に対し情報の正確な把握が困難なことがあり,公平な罹災共済金のお支払いが難しくなっている。さらに若手の会員の支部加入を促進する意味でも,会費や負担金などをできるだけ軽減する必要がある。
このような現状を勘案し,改正する共済制度からは罹災共済金が除外される方向にある。詳細については,間もなく執行部より改正案が示されて,各地域支部連合会や支部を通してご協力をいただき,評議員会の判断を仰ぐこととなる。
では,大規模災害に対してはどのように対応するか。近年,大きな災害が増えつつあるように思われるが,その規模が大きくなるほど,現行の共済制度では対応ができない。地震や台風などの被害については共済制度から外し,「支援金」として対応する方針である。災害が生じた場合,支部長からの申し出により,理事会で支援金募集を決定し,会員の皆様にご協力をお願いする。理事会が速やかに対応すること,さらに同窓各位の暖かいご支援も不可欠となる。
同窓としての心の絆をいつまでも繋ぎ止めておくために,宜しくご理解を賜りたい。
野間弘康先生 瑞宝中綬章叙勲祝賀会の開催(同窓会報408号より)
東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座
柴原 孝彦(昭和54年卒)
2016年に本学からのご推挙を受け恩師野間弘康先生の叙勲申請をさせていただいたところ,同年11月に皇居において瑞宝中綬章の受賞の栄誉に浴されました。先生のこれまでのご功績が,叙勲の栄誉として認められましたことは,私どもとしましても大きな喜びであります。ご推挙いただいた本学理事長・学長先生を初め関係各位に心から御礼申し上げます。
これを受け本年4月6日夕刻,帝国ホテルにおいて叙勲祝賀会を,口腔外科学教室および精到会(教室OB会)主催のもとで開催いたしました。学内からは水野理事長,井出学長を初め,名誉教授,現役教授,ご同級の先生,そして山岳部の方々の参加をいただきました。 続きを読む
「赤松 正先生の教授就任をお祝いする会」開催される(同窓会報408号より)
宇梶 常幸(昭和60年卒)
去る平成29年2月18日に東京ドームホテルにおいて,赤松 正先生が東海大学医学部外科学系形成外科学領域教授に就任されたのを記念し講演会並びに祝賀会が開催された。まず赤松先生のご略歴であるが,昭和36年1月12日生,お父様赤松英一先生は神奈川歯科大学口腔診断学教授,昭和54年東京歯科大学入学,卒業後東海大学医学部2年生に編入,医学部卒業後,形成外科学講座に入局,平成28年形成外科学教授に就任された。 続きを読む
東京地域支部連合会/血脇記念ホール 「納涼落語の夕べ」開催のご案内
東京地域支部連合会では平成29年度厚生事業1回目として,7月20日(木)夜「納涼落語の夕べ」を開催いたします。
大学支部との共催のもと,井出学長のご厚意により,血脇記念ホールで開催する運びとなりました。出演者の柳家さん生師匠は,富山県出身の昭和19年9月卒同窓(故)杉江玄巳先生のご次男でいらっしゃいます。同窓会副会長財部正治先生のお口添えにより,この企画を快くお引き受けいただきました。皆様お誘いあわせのうえ,血脇記念ホールで楽しいひと時をお過ごしいただければと思います。 続きを読む
青森県支部/平成29年度 定時総会・学術講演会
平成29年3月4日(土),ホテル青森に同窓会副会長の早速晴邦先生と東京歯科大学教授の石田瞭先生をお迎えし,青森県支部の総会と学術講演会を開催いたしました。
本田富彦支部長の挨拶の後,早速副会長からお祝いのお言葉を頂戴しました。女性会員への働きかけや若手会員への対応,共済の問題等同窓会の状況などのお話もしてくださいました。 続きを読む
秋田県支部/平成28年度定時総会並びに学術研修会開催
平成28年11月12日(土)午後2時より秋田キャッスルホテルに於いて,秋田県支部会員数49名中24名の出席により平成28年度定時総会が開催された。同窓会本部より中島信也常任理事,大学より口腔健康科学講座並びに障害者歯科・口腔顔面痛研究室福田謙一主任教授を来賓として御迎接を賜った。
定時総会は岡田寛副支部長の開会の辞で始まり,5月26日(木)にご逝去された駒橋典夫先生(昭和26年卒業/いそむ会・享年87歳・支部顧問)への黙祷を拝捧した。 続きを読む
群馬県支部/平成28年度 群馬県同窓会拡大群馬県人会
本県出身の新進会員,現役学生(準会員)との交流を図る事を目的として行っている拡大群馬県人会が,平成28年12月29日(木)に高崎駅に隣接したホテルメトロポリタン高崎で若手会員による講演会と懇親会の二部構成で行われ,現役学生6名と同窓生34名,さらに今年度は拡大して子弟を東京歯科大学に通わせている他大学卒業のご父兄2名の参加があり前回と同じ総勢42名で開催された。 続きを読む
群馬県支部/平成28年度 定時総会,懇親会報告
平成29年3月11日(土),前橋市のアニバーサリーコートラシーネにおいて群馬県支部定時総会と懇親会が開催されました。
総会は原 茂総務の司会の下,石岡豪一副会長の開会の辞に続き,逝去された2名の会員に黙祷を捧げました。つづいて,引田正俊同窓会会長が挨拶に際し,今期で退任するにあたり2期4年を振り返えられ,本県で開催された関ブロが成功裏に終わったことへの感謝や,全国に先駆けて現役学生,新進会員との交流を図る場として拡大県人会を開催し恒例行事として定着してきていること,同期の清見前同窓会会長の急逝の際には言葉では表せない心情であったこと等の思いを語られた。武安一嘉同窓会顧問も引田会長の退任に際し,任期中の功績に触れ,労いの言葉をかけられた。 続きを読む
横浜西部支部/平成29年度春の総会
今年度の当支部春の総会が,4月15日(土)横浜駅西口近く,横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ彩龍にて行なわれた。当番区は泉区,栄区であった。
当日の参加者は,来賓として東京歯科大学元理事長の金子 譲君,東京歯科大学神奈川県支部連合同窓会会長の西山 潔君の2名に加え,当支部会員19名,入会希望の塚田準之介君(旭区白根開業)を含めて22名であった。 続きを読む