会員往来・ふるさと自慢」カテゴリーアーカイブ

カメラとプロダクトデザイン/関根 秀志(昭和62年卒)

 昭和62年卒(爽翔会)の関根秀志です。本年度から東京歯科大学クラウンブリッジ補綴学講座の所属となりました。ごあいさつを兼ねまして,趣味と実益を兼ねます自分とカメラとの付き合いを紹介させていただきます。


 はじめに少し,自分とカメラの付き合いについて述べさせていただきます。カメラや写真撮影については,自分の父親が好きで,家にはカメラがいくつもありました。子供のころから,操作が簡単なカメラを見繕ってもらい,使わせてもらっておりました。中学校には幸い写真部があり,暗室が使える環境で写真を楽しんでいました。
 昭和62年卒業の自分が東京歯科大学に入学したのは昭和56年,東京歯科大学が千葉に移転した年でした。とはいえ,自分たちの学年は市川進学課程の体育館で入学式に参加をし,移転した夏休みまでの4カ月間を市川で過ごしました。
 学生時代,自分は故見明 清教授が率いておられました写真部に所属していました。現像や紙焼き操作を練習する合宿や撮影会,写真展示など活発に活動しておりました。千葉校舎に移りましてからは,現在では臨床研修医・臨床実習生の宿泊施設となっております合宿棟に,部室と暗室の2区画を写真部で使用させていただくことができ,昼間も光が漏れない暗室を存分に使用できるようになりました。 続きを読む

ふるさと自慢:藤枝トリップ/静岡県 藤枝市(同窓会報421号より)

 藤枝市は,静岡県中部に位置する都市で,静岡県中部では静岡市に次ぎ2番目に人口が多く,現在約14万人が暮らしております。藤枝の名前の由来は諸説あり,後三年の役(1083年~ 1087年)で源義家が奥州へ下る時に,若一王子神社に立ち寄った際,裏山の古い松の木に藤の蔓が絡まり,藤の花が咲き誇っているのを見て「松に花咲く藤枝の 一王子 宮居ゆたかに いく千代をへん」と和歌を詠んだという説や,藤の枝の様に細長い宿場町であるという説があるといわれております。 続きを読む

大人の山岳部/笠原 正貴(平成7年卒)

 平成7年卒(百期会),東京歯科大学薬理学講座の笠原正貴です。このたびは,同級生で山の相棒・古谷義隆君(口腔インプラント学講座)との登山の記事を書く機会を頂きましたので,簡単ではありますが紹介をさせていただきます。


 私は学生時代,山岳部に所属しておりました。私の郷里が信州松本であることもあり,山への憧れが山岳部の門を叩かせたわけですが,そこは垂直の世界。ヘルメットをかぶり,互いをザイルで結び合い,岩と雪を攀じる世界でありました。毎回の山行は恐ろしいの一言に尽き,卒業と同時にその恐怖から解放され,うれしかったことを覚えています(笑)。その証拠に,恐怖から逃れた私はその後十数年間,山に行くことはありませんでした。一方の古谷君,学生時代は帰宅部でした。 続きを読む

ふるさと自慢:日本で47番目に有名な県,島根の自慢/島根県(同窓会報420号より)

 海外旅行すると,日本の良さがわかると感じたことは誰しもある経験だと思います。それと同様に島根県民である私は,学会で全国を旅すると,「やっぱり島根っていいね‼」と思うことが多々あります。島根には,時間をかけないと得られない歴史や文化,時間をかけてもなかなか得られない自然など他では得難い貴重な資源があるのがその理由の一つだと思います。
 今回は,COVID-19の影響で外出を自粛されている皆さんに,島根の「いいね‼」の中のお取り寄せグルメを紹介したいと思います。 続きを読む

音楽に導かれて/竹元 ゆうき(昭和57年卒)

 写真(1)は,昨年の12月2日に日暮里サニーホールでのコンサートに出演した時のものです。
 約20年程前になりますが,ひとり息子が通っていた幼稚園の聖マリヤ教会で出会った美しい教会音楽に惹かれ,趣味として声楽を学ぶようになりました。当然のことですが,当時はまさか,このようなオーケストラをバックに,バッハやモーツァルトを歌うなど思いもよらぬ事でした。
 そもそも音楽歴はといえば,小学1年生から中学1年までピアノを習っただけ。しかも練習が嫌いだったので,ほとんど上達しませんでしたし,カラオケも苦手,音楽とは無縁の人生だと思ってきたのですが,声楽を始めてからというもの,心の底から湧き出る音楽への愛に目覚め,導かれていきました。 続きを読む

ふるさと自慢:千四百年に亘る門前町/長野市(同窓会報415号より)

 長野県長野市を紹介させていただきます。
 長野市は長野県北部の中心都市で,国宝である善光寺の門前町として有名です。周辺の観光地への前線としても重要な位置を占めています。全国47都道府県のうち最も高い位置(標高371.3m) に県庁の本庁舎がある県庁所在地でもあります。1998年(平成10年)に長野オリンピックおよび長野パラリンピックが開催され,北陸新幹線の開業の後押しもあり,現在では日本のみならず海外からの観光客も多く訪れています。 続きを読む

ふるさと自慢:東京都町田市のご紹介/町田市(同窓会報414号より)

 町田市は今年(2018年現在)市制60周年を迎え,東京都の多摩地区の市で2番目に人口が多く約42万人が住んでいます。地図で見ると東京都の下(南)の方で神奈川県に半島のように突き出た形をしています。市域には東から東急田園都市線,小田急線小田原線,京王相模原線が貫きそれらをJR横浜線が横切っています。 続きを読む

ふるさと自慢:日本一の花火大会!/長岡市(同窓会報413号より)

 新潟県長岡市を紹介させて頂きます。
 長岡市は新潟県のほぼ中央に位置し県下第2位の人口を擁する市です。市役所は長岡駅前に所在し,設計者は東京オリンピックの新国立競技場の設計者である隈 研吾氏です。近年ではプロバスケットリーグの新潟アルビレックスBBの本拠地となっています。
 古くは江戸時代に長岡藩として栄え,戊辰戦争に敗れた後は「米百俵」で知られる河井継之助,小林虎三郎ら,第二次世界大戦では連合艦隊司令長官の山本五十六を輩出した地域です。 続きを読む

歯科医院からギャラリーへ/三根 豊(昭和54年卒)

 昭和54年卒(弥生会)千葉県支部の鳩貝尚志です。今年は異常気象が続き夏の暑さが非常に厳しかったのですが皆様いかがお過ごしですか。
 今回,同期で近隣の三根 豊君がこの3月に歯科医院を閉院し,医院の建物を改装してギャラリーをオープンさせたということなので,ご紹介したいと思います。
 彼によると,「歯科医師は眼が命」ということで,歯冠形成,根管治療といった分野で視力の衰えによる臨床の限界を感じ,60歳を区切りに歯科を引退することを考えていたようです。この3月,開業以来35年間ともに苦労を重ねてきた歯科技工士,歯科衛生士も65歳を迎え,閉院の決意をしたとのことです。 続きを読む

ふるさと自慢:神田/千代田区(同窓会報411号より)

 千代田支部は千代田区の神田地区の支部です。平成30年1月1日より同窓会,大学の住所に千代田区神田三﨑町と「神田」を冠称しました。

 神田須田町の診療室のあるビルの一階には神田青物市場があったとの碑があります。
 このあたり一帯は江戸・明治・大正時代を通して巨大な青果市場がありました。はじめは青物市が江戸中に分散していたのが,明暦の大火(1657)以降徐々にここに集まってきたといわれています。 続きを読む