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インプラント治療は確立した欠損補綴方法として、広く認められています。しかし、私たち臨床医は、自らがおこなっているインプラント治療の手技を理論的、科学的に、エビデンスを含めて詳しく解説できるのでしょうか。たとえば、ソケットリフトを併用し、満足できるインプラント埋入手術ができたとします。単に、無事終わって「良かった」で良いのですか?治療の対象となった上顎洞粘膜は、ただの上皮ではなく機能を持っているのです。万が一、損傷しても再生するのでしょうか。洞粘膜下に入れた骨補填材は、どのような機序で吸収され、新生骨の形成に必要な再血管化はどこから起こるのか。これらが説明できなければ、その治療は偶然成功したに過ぎないのです。理論的背景をエビデンスとともに説明できなければ、これは科学ではないのです。歯科医療は匠の世界ではなく、理論として後世に伝えることのできるサイエンスであるべきなのです。
- 日時 :
- 2014年(平成26年)
6月28日(土)・29日(日)・
7月26日(土)・27日(日)
土曜日:9:30〜18:00、日曜日:9:00〜17:30
- 講師 :
- 阿部 伸一(東歯大・解剖)
飯島 俊一(千葉県・開業)
井上 孝(東歯大・臨床検査病理)
小宮山彌太郎(東京都・開業)
椎貝 達夫(東京都・開業)
関根 秀志(東歯大・口健臨科・口腔インプラント)
武田 孝之(東京都・開業)
矢島 安朝(東歯大・口腔インプラント)
吉成 正雄(東歯大・歯科理工)
(五十音順)
- 受講料:4日間コース
- 100,000円
60,000円 前年度同窓会費納入者受講料
- 単発受講の場合
(1日あたり)
- 30,000円
20,000円 前年度同窓会費納入者受講料
- 定員 :
- 60名
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