平成24年9月29日(土)諏訪市のラコ華乃井ホテルにおいて,東京歯科大学同窓会長野県連合会総会が開催され,県内各支部より42名の会員が出席した。
総会に先立ち午後2時30分より支部長会が行われ,任期の変更に伴う役員人事等についての再確認と同窓会本部評議員会の内容伝達法についての確認が行われた。
午後3時より長野県連合会総会が開催され,来賓として同窓会本部より同窓会副会長の梅村長生先生,信越地域支部連合会長の阿部晴弘先生(新潟県支部),大学より本学学長の井出吉信先生,本学オーラルメディシン・口腔外科学講座教授の片倉朗先生をお迎えした。池田守人連合会長の挨拶の後,本学同窓会梅村長生先生より祝辞を賜り,学長の井出吉信先生から,現在の学生教育,本年度の国家試験の合格率,特にここ数年は国家試験の難易度が上がっていて,以前のような状況ではなく,大学も学生の教育には苦労しているとの事。東京歯科大学の千葉校舎から水道橋さいかち坂校舎への移転状況など,詳細にわたってお話しいただいた。
来賓祝辞の後,議長・副議長を選出,物故会員への黙とう,会務報告,平成23年度会計報告,監査報告,長野県連合会総会次期開催地について話し合いが行われ,無事に閉会した。
引き続き学術講演が行われ,本学オーラルメディシン・口腔外科学講座教授片倉朗先生より「周術期の口腔ケアで歯科医療に求められていること」をテーマに講演が行われた。市川総合病院の施設紹介を交えながら,今年の4月の歯科診療報酬改定により,周術期の口腔管理に関しての点数が新設されたことに関して,市川総合病院での周術期,特にがん治療に対する口腔ケアの取り組みについて解説していただいた。適切な口腔ケアを行うことにより,がんの治療上起こりうる合併症のリスクを軽減させ,治療の成功をサポートする,そして一般開業医がどのように周術期の口腔ケアに協力していくのが望ましいかの解説があった。
講演終了後,記念写真撮影を行い,懇親会が開催された。懇親会では,地元諏訪市歯科医師会会長落合公昭先生にご臨席賜り,世代を越えて懇親を深めることができ,大変盛大で有意義な会となった。今回はアトラクションとして「ジャンケン大会」を企画し,賞品には地元諏訪産の松茸を用意させていただいた。
翌30日(日)には,諏訪湖カントリークラブにて,親睦ゴルフコンペが行われた。
台風が近づく中,天候も心配されたが,参加された多くの先生方は,素晴らしいショットを披露していた。優勝は飯島和彦先生(中信支部),準優勝は竹内忠彦先生(中信支部),3位は矢嶋幸弘(南信支部)
(矢嶋幸弘 記)