8月7日(日)に,本年度の会員家族レクリエーションが行われた。今回は,西山 潔新会長のご意向で例年と趣旨を変えて日頃の“鈍ったからだにメンテナンスを”との意味合いで「ボクササイズ入門」と「夢を夢で終わらせない!」というテーマで,現役世界チャンピオンをお二人輩出している大橋ボクシングジムの大橋秀行会長に講演会を依頼した。
例年同様の猛暑の中,10名のボクササイズ参加者は大橋ジムに集合し,トレーニングウェアに着替えをすませた。当初1時間程度“軽く汗を流しましょう”と参加者全員が考えていたはずであったが,担当トレーナーの指示に従い,準備体操,簡単なボクシングの基本ステップやジャブ,ストレート打ちを教わった。と,突然,サービス精神旺盛なトレーナーから“今日はせっかくなのでリングに上がりましょう!”という提案に不穏な空気が漂い始めた。予定していなかったグローブをはめてサンドバック打ちを練習した後,訳もわからずリングイン。
“1分間スパーリングしましょう”とニコニコ顔で勧めるトレーナー!通常は1ラウンド3分なので,まだ軽く考えている参加者一同。カーンとゴングが鳴り勇んでスパーリングを開始すると10秒,20秒と経過するとともに大量の汗と呼吸が苦しく,足がもつれてもまだ50秒。“こんなに1分が長いなんて!”と感じたはず。指導していただいたトレーナーとの集合写真撮影後,講演会・懇親会会場のホテル横浜キャメロットジャパンに移動した。講演会から参加の会員・家族20名と合流し,大橋ジムから大橋秀行会長をはじめIBFライトフライ級チャンピオン八重樫東選手,WBO スーパーフライ級チャンピオン井上尚弥選手の計3名を招いて「夢を夢で終わらせない!」の講演会を開催した。いかに目標に向かってストイックにメンタルやフィジカルを鍛えるかなどと話していただき,会場からは減量法(ダイエット)やメンタルトレーニングについての質問があり,率直に話していただき,分野は違えど大変参考になった。なお両チャンピオンにはチャンピオンベルトを持参していただいており,ずしりと重いチャンピオンベルトを持ち写真撮影の順番待ちとなった。
参加者からは今回の企画は“良かったよ”と声をかけていただき満足して解散となった。
(平成4年卒・佐久間 啓文 記)