関東地域支部連合会/令和5年度総会報告
令和5年度関東地域支部連合会総会が令和5年9月10日に群馬県支部が主管となりホテルメトロポリタン高崎で開催されました。今回はコロナ禍で中止を余儀なくされてから3年ぶりの実開催で,『SAIKAI ~ Resume and Reunion』(再開と再会)をテーマに掲げて準備を進めてきました。総会に先立ち開催された支部長懇談会では,次期当番県を埼玉県とすることが承認された後,本部と各支部からの報告と当県からの提出議題である「共済金の徴収に関する規定」についての意見交換がなされました。総会は,本部同窓会より澁谷國男会長,髙橋潤一常任理事,大井誠一理事,大学から一戸達也学長をお招きして開催しました。群馬県支部(以下省略)片野総務が司会を務め中世副会長の開会の辞にて始まり,関東地域支部連合会黒田会長が開催に際してのご協力に対する謝意を述べた後,澁谷会長と一戸学長からご祝辞をいただきました。そして,黒田連合会長が議長,埼玉県支部岩田支部長が副議長に選出された後,各報告として大学報告を一戸学長,本部報告を髙橋常任理事,会務報告を庶務小板橋が行いました。一戸学長からは国家試験結果,大学人事,慶應義塾との統合協議,水道橋校舎,千葉歯科医療センター等の現況やコロナ禍後の現在の学生教育状況についてのご報告があり,髙橋常任理事からは同窓生の構成で平成卒が昭和卒を上回ったこと,同窓会支部への加入率減少対策が喫緊の課題であることなどが報告されました。議事に入り,令和4年度決算,令和5年度事業計画案,予算案等全て承認され,次期開催県の埼玉県支部岩田支部長の挨拶,高松副会長の閉会の辞で終了となりました。学術講演会は本県高崎市出身で新型コロナウイルスが猛威を振るっていたころ,日本医師会の代表として感染症の現況報告やその時点での注意すべきことの解説等でテレビ等マスメディアに毎日のように出演されていた公益社団法人日本医師会常任理事 釜萢 敏先生をお迎えし『新型コロナウイルス感染症への日本医師会の取り組み』の演題でご講演をいただきました。2020年1月に国内初の新型コロナウイルス感染症患者が確認されて以来3年8カ月の間,日本医師会が全国の会員とともに新型コロナウイルスワクチン接種の推進や診療・検査医療機関の拡充・公表への協力など様々な対応に追われた現場のご苦労や,今年5月8日付けで新型コロナウイルス感染症が5類に移行した後,定点把握となったため感染状況が判りづらい状況となりましたが,しばらくは今まで通りの感染対策の継続が必要とのお話をされました。
懇親会では,高松副会長が司会を務め,同窓で群馬県歯科医師会村山会長のご挨拶の後,当総会参加予定で会直前に急逝された参議院議員島村 大先生に代わり神奈川県歯科医師連盟会長の鶴岡裕亮先生に故人を偲ぶご挨拶をいただきました。島村 大先生にも総会では天国からご参加いただけるように席をそのままにし,簡素ですが祭壇も設けさせていただきました。そして今年,旭日双光章を受章された備前島監事の乾杯の発声と共に盛大に開会されました。途中,高崎名物名入れ縁起達磨を澁谷会長と一戸学長に寄贈させていただき,当日のお土産の群馬県民のソウルフード『焼きまんじゅう』のおいしい焼き方についてスライドを使った宮崎(旧姓 矢内)先生の楽しいプレゼンもあり,久しぶりの関東地域支部の先生方との再会と上州の地酒で大いに盛り上がりました。宴も最高潮となる中,森下先生の美声でのリードで東京歯科大学の同窓であることの一体感の中,会場全員で校歌斉唱を行いました。
準備中に入院というアクシデントにもめげず頑張っていただいた片野総務による閉会の辞をもってお開きとなりました。
最後に,島村 大先生のご逝去に際し,謹んで哀悼の意を表するとともに,心からのご冥福をお祈り申し上げます。また,当会を開催するにあたり実行委員として協力をいただいた先生方に深くお礼を申し上げます。
(平成4年卒・群馬県支部 小板橋 正樹 記)