「第11回新進会員のつどい」報告(同窓会報第434号より)
令和5年11月19日(日),第11回新進会員のつどいが東京歯科大学新館11階で開催されました。今年のテーマは「初心忘れるべからず~大学から送る第一歩~」と題し,東京歯科大学で臨床・研究・教育と多方面で活躍されいてる4名の超豪華講師陣に講演いただきました。本年度はつどい史上初となる会場とWeb配信のハイブリット講演となり,当日は会場とWeb視聴合わせて非常にたくさんの新進会員の先生方にご参加いただけました。
最初にご講演いただいたのは,口腔病態外科学講座の菅原圭亮先生。菅原先生は,自身が紆余曲折を経て口腔外科と出会うまでの経緯,メンターの存在,そして糖尿病やMRONJについても最新知識を踏まえながらご教授いただきました。時折来場した先生方と会話を交え,終始和やかな雰囲気で講演が進んでいました。
次にご講演いただいたのは歯科麻酔学講座の小鹿恭太郎先生。小鹿先生は現在ロサンゼルスの UCLA に留学中であり,本つどいのため LA よりご講演いただきました。小鹿先生は本つどいの「初心」という意味や捉え方をご自身の経験から説明され,また歯科治療時の緊急対応やモニタの活用法などについてもご教授いただけました。
休憩を挟み,次にご講演されたのは老年歯科補綴学講座の竜 正大先生。竜先生はご自身が現講座に入るまでの経緯から,常に楽しむ心を持つこと,そして患者の機能を落とさない歯科補綴治療についてご教授いただきました。特に暫間義歯の活用法を説明された際は来場者の多くが一斉にメモをとっていました。
最後にご講演されたのは衛生学講座の石塚洋一先生。先生はこの日の準備に時間をかけ,最終的に200枚を超えるスライドをご用意してくださいました。ご自身の多岐にわたる経験,教育への熱き想い,何事も全力でやってみる・やり抜く姿勢や,データを残して,分析,活用していくことの重要性について力説されました。
本つどいは大盛況のうちに終了となりました。卒業してからのこの数年間を手探りで前へ進んでいる新進会員の先生方は,講師の先生方の熱くそして貴重な講演から,成長のヒントをたくさんいただけたかと思います。また東京歯科大学とのこの貴重な繋がりを改めて実感できたことと思います。
第11回新進会員のつどい実行委員会
実行委員長 小林 嵩史(平成31年卒)