紅葉?には少し早い,平成29年10月13日~15日にかけ,第52回踏志会は19年振りに京都で開催されました。13日御所近くの京都ブライトンホテルに三々五々集合,夜には忠臣蔵でおなじみの大石内蔵助が豪遊したと言われている,京都・祇園の中でも最も格式高い由緒あるお茶屋「一力亭」で希望者36名が集い,芸・舞妓とお座敷遊びをして,美味しい京料理を堪能し優雅な一時を過ごしました。翌14日は9時ホテルを出発,世界遺産三寺巡りをしました。真言宗総本山東寺では,金堂並びに講堂を訪れ弘法大使を偲び,次に改修なった宇治・平等院へと足を向け,昼食には隠元禅師によって開創された黄檗山万福寺にて普茶料理を頂き,その後太閤豊臣秀吉が贅を尽くし花見の宴を行った醍醐寺(三宝院,金堂,五重塔,霊宝院)を訪れました。ホテルに戻り後着組と合流,18時より総会,会務報告,次期開催地の案内(本間君の担当・日光中禅寺湖金谷ホテル)があり,その後祇園甲部の芸・舞妓をまじえ,一年振りの旧交(卒業以来初めての級友とも)を温めました。明けて15日朝から雨模様の中,紫式部の邸跡で源氏の庭などが残る蘆山寺に赴き,管長自らの講話を特別拝観の御堂で拝聴しました。この日も世界遺産巡りです。“地に落ちし葵ふみゆく祭かな”正岡子規も詠んだ葵祭りでも名高い上賀茂神社と下鴨神社へ向け出発。上賀茂神社(賀茂別雷神社)ではちょうど笠懸神事の準備?で神馬に出会うことも出来,昼食を西尾八ツ橋にて京のおばんざい風松花堂弁当を食し,下鴨神社(加茂御祖神社)へと向かいました。この頃には雨も本降りとなりましたが,お神楽の奉納等色々な行事があり,偶然のチャンスに喜びを感じ御利益を頂戴しました。
今回は生憎の空模様でしたが,二日間で五か所の世界遺産を巡り,来年の再会を約束しそれぞれ帰路につきました。
尚,9月京都のクラス会を楽しみにしていた吉岡政雄君が鬼籍に入られました。残念です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
(對馬 具海 記)