青森県支部/平成29年度 定時総会・学術講演会

 平成29年3月4日(土),ホテル青森に同窓会副会長の早速晴邦先生と東京歯科大学教授の石田瞭先生をお迎えし,青森県支部の総会と学術講演会を開催いたしました。
 本田富彦支部長の挨拶の後,早速副会長からお祝いのお言葉を頂戴しました。女性会員への働きかけや若手会員への対応,共済の問題等同窓会の状況などのお話もしてくださいました。
 続いて住吉辰郎先生が議長に選出され,先ず昨年ご逝去された小泉仁先生と波多野祥二先生に黙祷を捧げました。報告に入り庶務報告,東北地域支部連合会役員協議会・総会の報告,東北地域支部連合会支部長・幹事長会の報告,東京歯科大学同窓会都道府県代表者会議・評議会の報告と続き最後に福士淳一監事より,会計は適正であった旨の報告がされました。
 議事に移り収支決算,財産目録,事業計画案・予算案はすべて承認されました。続いて役員改選ということで,新支部長に昭和52年卒の長内幸一先生が選出され新体制となります。
 学術講演は東京歯科大学口腔健康科学講座摂食嚥下リハビリテーション研究室教授の石田瞭先生が「歯科から行う摂食嚥下リハビリテーション~その人らしく口から食べることの支援~」の演題で講演されました。石田先生は岡山大学歯学部を卒業された後,Johns Hopkins 大学に留学され昭和大学大学院を修了されました。昭和大学,岡山大学を経て平成20年に東京歯科大学に赴任され,平成27年に教授になられました。
 超高齢化社会を迎える今,我々の歯科医院でも高齢者の患者さんが多くなります。講演では高齢者の臨床的特徴にはじまり,摂食嚥下の仕組みの基礎,摂食嚥下障害の予測や診断を教えていただき,高齢者の脅威となっている誤嚥性肺炎についてのお話もありました。そして我々歯科ができる摂食嚥下リハビリテーションについてご教授いただき,大変勉強になりました。
 記念写真撮影後,工藤浩幸先生の司会進行,松山陽一先生の乾杯のご発声で楽しい懇親会となりました。途中で新支部長の長内先生も合流し,皆さんにご挨拶することができました。全員で高らかに校歌を歌い懇親会はお開きとなりましたが,同ホテルのスカイラウンジにて二次会も行われ,更なる盛り上がりで親睦を深めました。

(昭和63年卒・古川 由美子 記)