2016 TDCアカデミア 臨床セミナー/エンドセミナー
「今こそ見直そう!あなたの根管治療 2016」 ~根管治療の最新知識と基本技術の習得 2日間コース~(2016年5月28日(土)・29日(日))

2016 TDC アカデミア 臨床セミナー

エンドセミナー

講師:木ノ本喜史

 近年の根管治療は、Ni-Tiファイルの登場やマイクロスコープの使用に伴い、従来の根管治療に比べより精度の高い治療へと変化してきています。しかしこれらの最新技術を様々駆使しても、基本的な歯内療法の考え方やコンセプトをしっかり理解し、技術を習得していなければ、良好な治療結果には結びつかないでしょう。
 本セミナーでは、根管解剖を理解した上での髄腔開拡、根管拡大・形成、洗浄、根管充填などの歯内療法の基本的な内容について、一つ一つ再度見直していただき、さらにはNi-Tiファイルや拡大鏡などの有効的な使い方を講演や実習から習得していただきます。先生方の日常臨床のレベルアップへとつながる、実践的な2日間のセミナーです。

臨床セミナー エンドセミナー
今こそ見直そう! あなたの根管治療
~根管治療の最新知識と基本技術の習得 2日間コース~
講師:

木ノ本 喜史

  • 大阪大学歯学部卒業
  • 大阪府吹田市開業
  • 大阪大学大学院歯学研究科臨床教授
  • 日本歯内療法学会 副事務局長
  • 日本歯科保存学会 指導医 専門医
  • 日本顕微鏡歯科学会 理事 専門医
  • American Association of Endodontists
日時: 2016年5月28日(土) 10:00 ~ 18:00
2016年5月29日(日) 9:00 ~ 16:00
場所: 東京歯科大学 水道橋校舎新館8F
定員: 20名
受講料: 12 万円 / 10 万円(前年度同窓会費納入者)

講演

  • 歯内療法における根管解剖
  • 歯内療法の基本
  • 難治性感染根管へのアプローチ
  • Ni-Ti ファイルの特徴とその使用法
  • 根充材、破折リーマーなどの根管内異物の除去の仕方
  • マイクロスコープの適応とその使用法

実習

  • アクリルブロック、抜去歯
  • ハンドファイリング
  • ロータリーファイリング
  • 根管形成から根管充填まで

 歯内療法は、根管系から起炎物質を除去して緊密に充填することにより、歯を歯周組織の中で長期に安定した状態で機能させる根管治療が中心になります。ただし、根管治療は基本的に歯の削除を伴うため、歯質の保存を意識しながら処置を行う必要があります。どこまで削ればよいのか迷い、削り足りなければ操作が不十分になり満足な結果が得られず、削りすぎると歯の寿命が脅かされ保存が困難な結果になります。毎日の臨床で歯内療法について悩んでいる割合は多いのではないでしょうか。
 そこで今回、根管治療を基本から見直し、日頃の診療のレベルアップにつながる実践的な2日間コースを企画しました。根管解剖を理解した上での髄腔開拡、根管拡大・形成、洗浄、充填などの歯内療法の基本的な内容について、講義と実習を織り交ぜながら理解を深めていただきたいと考えています。なお、マイクロスコープは根管治療において非常に有効な機器ですが、今回の実習においてはマイクロスコープを使用しなくても対処できる内容を考えています。
 根管という直接は見ることができない部位を対象とする歯内療法ですが、術者が治療対象のイメージを明確に持ち、行う処置の内容を的確に理解していれば、良好な結果が期待できるものです。したがって、歯内療法のコンセプトも重要です。今回は効率的な感染根管の攻略法などについても提示する予定です。
 皆様の『今こそ見直そう!あなたの根管治療』への参加をお待ちしております。
(Yoshifumi Kinomoto)



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