八輪会クラス会
秋風が心地よい平成24年10月20日,昭和50年卒業生クラス会,八輪会の懇親会が山口県の湯田温泉,維新史跡の宿,松田屋ホテルで広島県と山口県の共同引き受けで開催されました。
八輪会クラス会は地元山口市の藤井寛昭君のあいさつで始まり,児玉重明君の会計報告等があり,逝去されたクラスメートへの黙祷を行った後に,最も遠方(帯広市)から参加した和田大海君の乾杯の音頭で懇親会に移りました。食事は西の京の雅な料理で,瀬戸内の季節の味を堪能しました。また薬理学教授川口充君より,母校が発足した当時,高山歯学院の時代の話があり,今まで私たちが教えられてきた大学の歴史の重さを改めて知りました。
また広島県の平戸正文,吉田豊両君からは酒どころ広島の銘酒の差し入れがあり,参加者から大いに拍手を頂戴しました。また,同伴のご夫人の方々もご伴侶のクラスメートということですぐに参加の先生方と打ち解けて,和気あいあいとした楽しい会となりました。
翌21日は少々睡眠不足気味の目をこすりながら,朝からバスでまず山口市の瑠璃光寺の国宝五重塔に向かいました。天気は秋晴れ,絶好の観光日和で,紅葉が始まりかけている木立の中の端正な姿の五重塔は印象的でありました。そして明治維新の志士たちも往来した古道,萩往還に沿う道を萩に向かいました。
萩ではまず吉田松陰を祀る松陰しょうかそんじゅく神社と松下村塾を見学し,浮世絵コレクションで世界的に有名な浦上美術館を訪れ,ちょうど開催されていた古萩展をじっくりと鑑賞しました。
昼食は松本川河畔の雁嶋別荘で山陰の秋の味覚を堪能しました。昼食の後,天然記念物の秋吉台・秋芳洞に向かい,まず,カルスト台地を観光した後,秋吉洞に入り出口の黒谷支洞までの約1km を散策しながら自然の造形美と神秘とを満喫しました。
帰りの時間のこともあって少々強行軍でもありましたが,観光よし,味よし,天気よしの3拍子で学生時代に戻っての楽しい2日間でありました。
一行は新幹線新山口駅と山口宇部空港から帰路に着き,別れ際には次の再会を約束し合っておりました。
またおいでませ山口へ
(田中 彰 記)