水真会(昭和58年卒・第88期)/ クラス会開催

 私たち水真会は卒業以来2年毎にクラス会を開催しており,令和に元号が変わった本年の11月9日,水道橋校舎南棟にて総会,学術講演会を行いました。
 総会では会長小林慶太君の挨拶に始まり,議長に栗原由紀夫君が選出され,昨年11月に逝去された,奥 尚也君に黙祷を捧げました。報告,議事も滞りなく進行し,協議事項では会費未納者への徴収方法等の質問があり,総会案内時における「水真会短信」にて個々の未納額をお知らせし徴収を促していることを確認いたしました。
 学術講演会は,平成元年卒の高柳篤史先生を講師に迎え,「行動科学に基づいたブラッシング用具の選択と使い方」という演題で講演をして頂きました。私自身,患者さんに対しヘッドの小さい歯ブラシで歯頚部中心に磨く方法を推奨していたのですが,今回の講演を拝聴することで,磨き残しが多い患者さんには大型,幅広,段差植毛のブラシの方が効率が良いという説明を受け,所謂「目から鱗」状態となりました。またフッ化物の応用,効果についてもお話しいただき,大変有益な講演会となりました。
 懇親会は,ホテルメトロポリタンエドモントに場所を移し,名誉会員の町田幸雄先生と田中丸治宣先生が参加下さり,町田先生のご挨拶,田中丸先生の乾杯発声で開宴致しました。町田先生におかれては,今年88歳の米寿を迎えられたとのことで,水真会より後日お祝いを差し上げることを司会の古澤成博君より報告がありました。その後,日本歯科医師会学術担当理事を務めた小林慶太君から,FDIにて世界各地に赴いた時の土産話を聞かせて貰いました。近況報告では,久々に出席された沢辺俊二君,井上由美子君を皮切りに還暦を過ぎた会員の集まりらしい病気自慢大会となり,特に北村 新君は大病を患うもその一部始終を新作落語の如く話して頂き, 会場は爆笑の渦となりました。二次会はホテル地下のバーに席を移し,思い思いに語り合いました。
 2年後は,今回出席して頂けなかった先生にも是非参加頂き,盛大な会にしたいと考えていますので,水真会の皆様,ご予定宜しくお願い致します。

(板谷 賢二 記)