「今日からはじめる こだわりの補綴」
〜補綴物に現れる基本の重要性〜
歯科医院には様々な患者さんが来院します。同様に歯列やそれを構成する歯も人それぞれです。私たちは小さな補綴物を作る上でもその患者に適した形態や咬合を付与しなければなりません。しかし実際の臨床では「患者に適した補綴物」を製作することは困難で「補綴の基本」を整備して、その上に個別性を配慮してゆくしかありません。
また補綴の基本を構築するには歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士のコミュニケーションは不可欠です。長持ちする補綴物を目指し印象採得の精度を上げようとすれば、歯肉の炎症のコントロールが重要で、磨きやすい補綴物を作ろうとすれば歯科衛生士と歯科技工士の接点も必要になってきます。炎症のコントロールができていない医院ではメインテナンスもままならず補綴治療は大きな不安を抱えることになってしまいます。本講演では補綴物を長期に維持させるために必要な「補綴の基本」をインレー・クラウンといった小さな補綴物を中心に紹介します。
鷹岡 竜一 記
- 日時 :
- 2013年(平成25年)5月16日(木)18:30〜21:00
- 講師 :
- 鷹岡 竜一(東京都・開業)
- 受講料:
- 歯科医師 5,000円
臨床研修医 3,000円
コ・デンタルスタッフ 3,000円
本学学生 無料 - 定員 :
- 80名