平成会(平成元年卒)/卒後30周年記念クラス会

 平成元年3月に卒業した我々も,平成の終わりとともに卒後30周年を迎えました。国試前の1月に昭和から平成へと急に時代が変わり,歯科医師としてまだ右も左もわからぬ自分たちと,どのような時代になっていくのか不安な平成とを重ね合わせ,みんな頑張っていこうぜ!と平成会と名付けたことを懐かしく思い出します。「30周年のクラス会は平成のうちにやろう」と誰かが言い出したため,平成31年4月21日(日)水道橋校舎西棟ラウンジにて,総会と懇親会を開催しました。
 総会は, 冒頭に井出吉信理事長・学長のサプライズご挨拶に始まり,川越元久会長の挨拶後,議長には片野勝司君を選出しました。まず,前回のクラス会の後にご逝去された, 賀久麻織さん,土橋博史君に対し黙祷を捧げ,庶務報告,会計報告,同窓会報告,阿部伸一教授による大学報告,議案・協議題等が慎重審議され滞りなく終了しました。阿部教授の大学報告では,最近の学生の様子,PCを利用した歯型彫刻等の話があり,みな興味津々で聞き入りました。
 引き続き懇親会に移行し,お忙しい中ご出席いただいた来賓の野間弘康名誉教授,山根源之名誉教授,佐藤 亨教授よりご挨拶を頂戴しました。2年前に野間先生の叙勲のお祝いを平成会でも行いましたが,お元気そうな野間先生のお姿に接すると,ついつい学生時代に戻ってしまう自分たちが不思議です。つづいて,前回札幌で行った時に幹事を引き受けてくれた巣山 達君による乾杯の発声で懇親会の開始となりました。
 ちょうど,年代的に母校にご子息・ご息女が在籍している同級生も多く同伴を呼び掛けたところ,山本啓太郎君,片野勝司君,大内仁之君, 多田 宏君が息子さんを,福増栄里子さんが娘さんを連れて出席してくれました。それぞれ親子で挨拶し,脈々と続く東京歯科大学の伝統を同窓が継承してくれていることは嬉しいものです。これからもしばらくは子供の進路問題で悩む同級生も多く,いろいろと情報交換の場となってくれたようです。また,我々は入学も卒業も千葉であったため,水道橋にはポリクリでしか通学しなかったのですが,新しい水道橋校舎に初めて来たので見学したい!という要望が多くあり, 佐藤教授,阿部教授の粋な計らいで見学ツアーを急遽企画していただき,みな大喜びでした。感謝いたします。
 最後になりますが,5年後は島根県での開催となります。幹事を引き受けてくれた多田君をはじめとする島根の皆さん,みんなで遊びに行きますからよろしくお願いいたします。

(川越 元久 記)