神奈川西湘支部/総会・講演会・懇親会開催

 私たち神奈川西湘支部は箱根駅伝の3~8区に該当する地域で,毎年の新春に選手たちが駆け抜け,沿道では出身校を応援する方々が声を枯らす。
 母校愛とはなんであろうか。

 平成29年12月9日(土), グランドホテル神奈中 平塚において,支部の総会・講演会・懇親会が開催された。
 初めに馬上富美男支部長(昭和48年卒)が挨拶して総会を開会。平成29年7月に逝去された寺尾一栄先生(昭和39年卒)を偲んで黙祷が捧げられた。
 議事は先ごろ小田原歯科医師会の会長に就任した河野孝栄議長(昭和60年卒)により円滑に進行し,各議案は滞りなく承認された。
 続いての講演会は,元神奈川県社会保険診療報酬支払基金副審査委員長の荻原俊美先生(昭和58年卒)に講師をお願いし,規制改革実施計画を含めたレセプト審査の将来像を詳しくお話しいただいた。終了後,母校にご子息が在学する金子 亮副支部長(昭和62年卒)が謝辞を述べた。
 懇親会では天野聖造先生(昭和26年卒)に乾杯の発声をしていただいた後,喜寿を迎えられた髙橋諄吉先生(昭和40年卒)にお祝いが贈呈された。同じく喜寿を迎えられると共に文部科学大臣表彰の栄に浴された堀内守和先生(昭和40年卒)のお祝いと受賞の報告もなされた。
 また,新入会員として松井駿拡先生(平成27年卒)が紹介されたが,ついに平成生まれの会員誕生とあって会場がどよめく。
 さて,この会では毎年宴の終盤に母校の校歌を歌う。
 来賓として迎えた西山 潔 神奈川県支部連合同窓会長(昭和57年卒)が今年も音頭を取ってくださって,不具合でCDが再生されずに伴奏もない中,音程も様々なアカペラの大合唱となった。
 私の学生時代は実習や口頭試問が嫌で母校愛のかけらもなかったが,それも過去のこと。駅伝ならぬ厳しい国家試験の競争において好走を続ける母校に心の中で応援の小旗を打ち振りつつ,今年も肩を組んで「校旗は燦たり」と歌えば愛のような感情も生まれよう。
 最後に秋山達郎副支部長(昭和59年卒)による挨拶で閉会となった。

(昭和59年卒・佐々木 明彦 記)