昨年の9月のクラス会に引き続き,2012年7月28日(土)17時30分より東京ドームホテルペガサスにて,本年4月から口腔超微構造学講座の主任教授に就任されました,山本仁君の教授就任祝賀会を開催しました。卒業後24年目の新葉会会員にとって待ちに待った瞬間であり,とてもうれしいニュースで,全国から総勢40数名の仲間が,お祝いにかけつけてくれました。来賓として,当時学年副主任をしていただいた,生理学講座教授の田﨑先生を始め,同じく矢島 麗先生,解剖実習で大変お世話になった佐久間研次先生にもご出席いただき,楽しい一時を過ごすことが出来ました。
会に先立ち山本仁教授記念講演をみんなで拝聴させていただきました。講演会では山本先生の「過去,現在,未来」と題して母校入学以来の思い出や仲間とのエピソードなどを交え楽しく,研究者として歩んでこられたこれまでの歴史を振り返っていただきました。東京歯科を離れ,いろいろな大学を渡り歩き一度は研究者の道から離れたこともあったそうですが,そんな逆境の時でもへこたれず,どんな状況におかれても心穏やかに周囲に振り回されずに,研究者として一道を貫いてきたからこそ,今回のすばらしい機会に恵まれたのではないかと,そんな感想を持ちました。たぶん他のみんなも同じように感じていると思います。「思い上がらず,下座に生きるとき,天は彼に味方する」の名言通りご褒美を下さったのだと思います。最後に現在の研究状況,母校の研究者としてそして教育者としての今後の抱負もあつく語っていただきました。これからの活躍に大いに期待したいと思います。わかりやすく歯切れの良い話し方は健在で,すばらしい内容にとても感動しました。
記念撮影のあと,永野正司君の司会で祝賀会が始まり,田﨑先生より来賓のご挨拶を頂き,佐久間先生のユーモアのある乾杯のご発声に抱腹絶倒し,楽しい宴の時間となりました。次から次へと参加者一人一人が山本先生,奥様の由美子さんを囲んで楽しく談笑したり,記念撮影をしたりと思い思いに過ごしていました。あっという間の一時でした。途中窓から見えた隅田川の花火は,会場をさらに一層盛り上げてくれました。名残惜しく当日は予定の無かった二次会まで急遽開催することとなりました。
今回もう一つうれしいことがありました。山本先生の祝賀会を開催することで,今まで会いたくてもなかなか会うことが出来なかった懐かしい仲間が何人か出席してくれたことであります。そしてみな元気にがんばっていることを確認できたことであります。この祝賀会は,実に多くの縁を結んでくれました。そして仲間との絆を再確認させていただきました。すばらしい祝賀会になったこと,心から感謝したいと思います。事前の準備に尽力をいただいた寺田仁志君,渡邊宇一君には心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
(松浦信一 記)