滋賀県支部/令和6年度総会・学術講演会・ 懇親会 片倉 朗副学長を迎えて

 令和6年2月25日(日)ボストンプラザ草津びわ湖にて,住井正勝専務理事の司会のもと,標記同窓会総会が開催された。
 尾松素樹副支部長の開会の辞に始まり,校歌斉唱,物故会員への黙祷と続き,中村 忠支部長の挨拶では能登半島地震災害支援について支部としての対応,同窓会本部の動きなどが説明され,今回の総会をもって終了する4年間の支部長任期に対する協力への感謝が述べられた。
 口腔病態外科学講座教授片倉 朗副学長からは大学の近況報告がなされた。介護現場での吸引トレーニング設備,CAD/CAM での義歯金属フレーム設計実習,360°見渡せるヘッドセットを装着しての臨床解剖実習,UCLA教授室からのオンライン講義,ホテルオークラセミナーハウスに3日間缶詰めでの傾聴・プレゼン・ディベートトレーニング,台北医科・ハイデルベルク・イエテボリ・タフツ・ハーバード大学などの海外提携姉妹校への短期留学…など自分の学生時代にはなかった設備やカリキュラムに驚かされた。
 議事の協議後,閉会の辞では尾松次期支部長より,以前,支部長任期途中での日歯常務理事拝命により急遽,中村支部長への交代となった経緯が語られ,この4年間の中村支部長への謝意と今後の意気込みが示され,総会は終了した。
 続く学術講演会では,「最近の口腔外科のトピックス~ガイドラインに基づいた安全な歯科治療~」との演題で片倉副学長にご講演を賜った。
 医療行為に対して法的評価や判断が必要となったときに,ガイドラインが証拠価値のあるものとして司法では扱われるので,指針も合わせると120件もある日本歯科医学会の「診療ガイドラインライブラリー」の中から,医療安全上で重要となる以下のトピックスについてダイジェスト的にポイントを絞って解説していただいた。
 ●高齢者の薬物代謝に関する基礎知識●抗菌薬の安全な使用●鎮痛剤の安全な使用●局所麻酔薬の安全な使用●骨吸収抑制薬投与患者への歯科治療●抗血栓薬投与患者への歯科治療
 いずれも日常臨床での偶発的事故への予防・対応に即効性のある内容で,拝聴の機会を得た幸運を感謝したい。
 講演後は,最上階の会場に場所を移して懇親会を行い,草津の夜景を背景に,年齢差を超えて談笑しながらの楽しい時間となった。

(平成7年卒・戸﨑 秀樹 記)