会長
澁谷國男
(東京歯科大学同窓会会報 令和4年2月号/第427号より)
新年おめでとうございます。
令和4年の新春をおすこやかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
コロナ禍も2年を過ぎ,小康状態かとホッとしたのも束の間,オミクロン変異型ウイルスと型を変え,新たに拡大のきざしが報じられております。
また,慶應義塾大学との統合問題も,このような現況下にあって,協議開始の時点としたスケジュールを見直し,特に目途を設けずに協議を継続と,プレス発表がありました。同窓会は「母校の発展に寄与するという本来の目的を堅持し慎重に行動する」の考えのもと,事態を見守ってまいります。
このような状況の中,昨年11月7日に開催されました評議員会におかれまして,もう1期会長職をお預かりすることとなりました。精一杯つとめてまいります。同窓の皆様の更なるご支援,ご協力をお願い申し上げます。
コロナ禍の中,同窓会活動も当初は中止も余儀ない事態となりましたが,各種委員会の先生方の努力により,昨年は各種事業もほぼ遂行することができました。コロナ禍3年目に入り,Web 配信という方法を積極的に活用してまいりたいと考えております。以前より東京開催の講演会になかなか参画しにくいというご意見を耳にしておりましたが,「TDCアカデミア」事業も,Web 配信を利用したセミナーを開催し,結果多くの利点も生まれ,「卒後研修」では各地域からの参加を得,「臨床セミナー」においても,地方からの参加が半数を占める状況となっております。オンラインを活用することもこれからの時代の流れかと考えます。今後同窓会活動の1つとして活用してまいります。
同窓会を構成する世代は,平成・令和時の卒業生が,全同窓生の半数を超えました。また,大学在校生は女性学生が過半数となりました。このような現状を同窓会もしっかりと認識して活動していかねばなりません。更なる同窓会の充実,発展のため,努力してまいります。先生方の益々のご支援,ご協力をお願い申し上げます。