新型コロナウイルスの感染拡大が続く中,令和3年2月27日(土)午後7時よりリモートによる臨時総会が開催され70名が参加しました。
当初はZoom ウェビナーを利用した学術講演会を6回シリーズで企画し,最終回に井出学長によるご講演を予定していましたが,昨年11月に母校が慶應義塾大学と合併に向かって動いているというニュースが流れ,その件について直接同窓の先生方に説明したいという井出学長のご意向もあり,今回臨時総会という形での開催となりました。
リモートでの企画及び運営を担当している学術担当理事・鈴木 龍先生の司会により,先ずは鳥居一也支部長から挨拶がありました。その中で,昨年の県支部における活動について新型コロナウイルス感染症の影響で予定していた事業計画が全て中止,7月開催予定であった保険説明会に関しては保険担当理事が資料を作成し先生方に郵送したこと,静岡県支部が担当で9月に予定していた東海地域支部連合会総会も開催が延期になったこと,また年末の本県定時総会も中止となり,その代わりに会員の了承を得て役員会をリモートで開催し,その結果を会員に郵送したことなどが報告されました。
続いて井出吉信理事長・学長により「大学の現況」と「本学と慶應義塾大学との統合・合併」の2点についてご講演がありました。
まず大学の近況報告として,今年の入学者状況,令和2年度の在籍学生数,在籍学生における男女比(男406名,女430名)について説明がありました。またコロナ禍での授業については,オンラインと対面のハイブリッドで行われているとのことでした。
昨年は創立130周年を迎えましたが,新型コロナウイルス感染症のため予定していた全ての催しを中止したこと,130周年の事業の1つとして稲毛のグラウンドを人工芝にし,今年3月,ユニット40台を完備した千葉歯科医療センターを開院したこと,令和2年度の事業活動収支決算報告,資金残高の推移等大学の現況について説明がありました。
慶應義塾大学との合併については,現在検討が進められており,今後も両校で協議を行っていくという内容でした。20年30年先のさらなる発展を見据えた井出学長の思いが伝わった約2時間の臨時総会となりました。
(平成13年卒・寺田 洋平 記)