12月1日(日)午後2時より京成ホテルミラマーレにて令和元年度 社保・学術講演会, 定時総会,懇親会が行われました。当日は59名の会員の先生方が出席され, 来賓として本部同窓会から澁谷國男先生,大学から井出吉信先生,市川総合病院から野村武史先生,衆議院議員白須賀貴樹先生にご臨席して頂きました。
平田千恵幹事長の司会のもと木俣 茂会長の開会挨拶から始まり,社保・学術講演会では国保審査委員・県歯社保委員である竹内 将先生に「保険診療とカルテ記載」という演題で,老年歯科補綴学講座准教授である石崎 憲先生には「有床義歯の基本をもう一度」という演題で話をして頂きました。石崎先生はまず初めに,平成12年から推奨されてきた8020運動はある程度の成果を上げているが,近年のコホート研究の報告では今後10年は必要とされる有床義歯の数は増加の一途を辿り,さらにその後10年間その数字は維持するという話をされました。そして講演は,総義歯の基本的外形,吸着させるための印象採得,咬合採得のコツや咬合調整のポイントなど,実践的な内容を多く含んだものとなりました。
定時総会では,冒頭に物故会員5名の先生方に黙祷をささげ弔意を表し,来賓の先生方には,同窓会における若手会員の各支部への未加入とそれに伴う会費の未納問題から,大学の現況報告,千葉歯科医療センターと市川総合病院との緊密な連携の体制などについてこと細かく話して頂きました。
続いて議長に山崎源人先生,副議長には加納 博先生が選出され,次第に則り進められ,議事は10案件が上程されました。慎重審議の結果,長年協議されてきた年会費や会員資格に関する件などすべて原案通り可決確定し,また木俣 茂先生には千葉県同窓会会長を続投して頂くことになりました。
最後は新入会の新谷明昌先生(平成17年卒),青木雅憲先生(平成17年卒),田村耕一郎先生(平成8年卒)が紹介され一人ずつ挨拶をして頂きました。
懇親会は尾上匡史副幹事長の司会のもと瑞宝双光章を受章された鈴木智大先生の挨拶,柳川 昭先生の挨拶・乾杯のご発声で宴が始まりました。時間が経つのを忘れ,和やかな雰囲気のなか会は進められ,至福のひとときとなりました。
(平成7年卒・河原 俊朗 記)