厳冬の2月初旬(3日,4日)静岡市の日本平ホテルにて総勢50名の参加でシチヤ会(78期会,昭和48年卒)が開催されました。会場の日本平ホテルは別名『風景美術館』とも言われ日本平の山頂からの雄大な景色が売り物で世界遺産の富士山と三保の松原,清水港を望み,豊かな自然と庭園,夜景も素晴らしく,ほとんどの部屋が富士山を眺望出来るホテルです。今年は全国的に異常な低温,厳冬となりましたが当日は暖かな静岡日和。早めに午後3時頃より集合し,ホテル内外の散策を楽しみながら,ゴルフ組の到着を待ち,庭園にて総勢50名で富士を背景に集合写真撮影。林 量一君の司会で総会に入り,松久保会長の挨拶,物故者への黙祷,会計報告,母校の現況報告,翌日の観光コース案内へ。総会に続き徳川家康ゆかりの久能山東照宮の権宮司による『徳川家と久能山東照宮について』の興味深い講演があり,宴会へ。宴会の司会は静岡の土屋葉子さん,しっとりと和服姿で盛り上げていただきました。ご当地静岡の萩原君の乾杯,叙勲の川崎君,次期開催地鹿児島紹介の九州の多田節子さん,そして恒例の校歌,エールの荻原君で中締めとなりました。さらに最上階の展望ルームで夜景を見ながらの二次会で再び盛り上がり,そのまま部屋での三次会へと夜も更けるのも忘れ旧交を温めました。
翌日も晴天,42名が観光コースに参加。9時30分にホテルを出発,ロープウェイで徳川家康の遺骸が埋葬されている『国宝久能山東照宮』を参拝,昨夜の講師東照宮権宮司の案内で宮内と博物館を見学,御社殿内の特別観覧を始め,スペイン国王フェリペ3世より家康公に贈られた日本最古の洋時計など数々の国宝,重要文化財に親しむ貴重な時間を過ごしました。バスにて富士と清水港,駿河湾を眺めながらワサビ工場見学,土産買物の後,東海道五十三次丸子宿の『丁子屋』にてとろろ汁の昼食。『静岡浅間神社』ではボランティアガイドさんの案内で見学参拝。駿府城跡を車窓より眺めながら15時頃静岡駅で解散。
来年(2019年)4月の鹿児島での再会を楽しみにそれぞれ帰路に着きました。二日間天候に恵まれ,この寒い時期に企画した幹事一同ほっとしております。毎回出席の方,久しぶりの方,卒業以来との方など様々ですが皆さん今回が最後になるかも?と言いながら次回,次々回,そしてその次まで開催の立候補があったことは嬉しい限りです。
(山下 敏明 記)