平成29年2月26日(日)ホテルグリーンパーク津において,三重県支部定時総会が開催されました。
来賓として同窓会会長の矢﨑秀昭先生,母校からは老年歯科補綴学講座主任教授の櫻井 薫先生をお招きしました。
総会は中川副支部長の司会で始まり,辻支部長の挨拶,そして同窓会会長の矢﨑秀昭先生により同窓会の現状,特に若い先生の同窓会未加入問題,西棟建設への寄付などについて説明をしていただきました。若い先生の同窓会未加入問題は深刻で,卒後10年までの会員の会費減免や共済金の廃止案,卒後間もない女性会員の入会への取り組み等,本部のご苦労がよく理解できました。三重県においても新入会員は10年間に3~4人といった具合で,年々会員が減少しており,少しでも会員を増やす努力が必要であると痛切に感じております。
その後武藤元支部長の司会のもと,昨年の事業報告・会計報告が行われ,さらに今年の事業・予算の承認,支部則改訂が全会一致で可決されました。
休憩の後,櫻井 薫先生に「軟性裏装材を用いたリラインの要点」と題して講演をしていただきました。昨年4月より下顎総義歯に保険導入された,軟性リラインを有効に使いこなすための材料の選び方,特長や,軟性裏装材を用いるまでのティッシュコンディショニングの要点などを詳しくお話ししていただきました。以前に比べると総義歯の症例は減ってきてはいるものの,下顎総義歯の治療の難しさは患者さんの寿命が延びたことでますます難しくなっており,非常に勉強になりました。
講演終了後,記念撮影をしてから同じホテルで懇親会に入りました。古川先生の乾杯の音頭で宴会が始まり,世代を超えて和気あいあいと楽しいひと時を過ごすことができました。
(昭和56年卒・宮﨑 弘隆 記)