平成28年10月26日恒例の川崎水橋会会員家族レクリエーションが,大谷石地下採掘場跡見学,宇都宮餃子を食べて,常陸国出雲大社をめぐるというコースで開催された。
天候は晴れ,この季節では高めの気温で,川崎各地(武蔵小杉,溝の口)より,バスで出発,首都高,東北自動車道を通り,最初の目的地である大谷石採掘場跡の資料館に到着した。入口から急な細い階段を降りると,急にひんやりとした気温になり,目の前に未知なる空間と呼ばれた地下採掘場跡が広がっていた。広さ2万平方メートル,深さ30メートルの巨大地下空間においてはコンサート,映画の撮影に使用されることも多いということであった。各自,お気に入りのスポットにての撮影にいそしんでいるようだった。その後,近くの大谷平和観音に移動した。大谷石の採掘場の岩壁に掘られた高さ27メートルの大観音像はすべて手彫りとのことで驚きであった。
空腹感がそろそろでてきたところで,お待ちかねの宇都宮餃子「さつき」へ到着した。昔ながらの立派な一軒家を改造して作られた広い座敷の部屋にてあっさり味でコクがあり,素材をすべて栃木産を使用しており,厚皮によるカリカリ感とジューシーな味にみんな満足をし,お酒の量も増え,会話もはずんでいるようであった。
お腹も落ち着いたところで,次は,常陸国出雲大社への移動となった。平成4年に島根出雲大社より分霊を鎮座したとのこと,現在は,色々な事情があり,包括関係は廃止され,単立神社として縁結びの神,「だいこくさま」として親しまれているとのことであった。みんな立派なしめ縄の下でのおまいり,写真撮影をしていた。スケジュールは帰路の予定だったが,参加者のリクエストにより,笠間稲荷を訪れ,日本三大稲荷のひとつでもある神社の参拝をすることができた。
巨大地下空間の見学から,名物の餃子を楽しみ,有名神社の参拝をはしごするという内容に参加者は充実した1日を過ごすことができた。
(平成4年卒・中田 伸一 記)