歳を重ねる中に月日の過ぎ去り行くのは早く，昨秋クラス会開催をと級友に伝えながら，アッという間に年を超し，春の昼下がりの一時を旧交を温めようと会を企画し，10名が参加して飲む程に昔話に花が咲きました。その折，群馬の佐藤（旧姓染野）君から今年は卒後60年を迎えるので秋にクラス会を是非という提案があり，それでは，最後のご奉公と処暑も過ぎ，吹く風も秋めいた10月18日に飯田橋のホテルエドモンド東京の「平川」という割烹でクラス会を開催しました。多くの諸兄・姉の出席を望んだが，卒業時99名であったが，55名の諸兄が黄泉へ旅立たれ，さらに，体調不良や歩行困難で出席不能や全く応答がなかったりで，出席者は滋賀の髙田君，愛知の河合君，群馬の佐藤君，在京の石井，梅宮，酒井，高添，本間（菖）君夫妻に鳴神の10名でしたが，店の照明が間接照明の程よい明るさ，正に夜のムードで飲む程に若かりし頃と変わらぬ怪気炎の続発で昔を懐かしんだり，若き日の学び舎での善行，悪行を披歴したりと大いに盛り上がり，閉会時には皆足元が覚束なくなり心配しましたが，皆さん齢を感じさせない元気さで楽しいひと時を過ごしました。
　今回で私の役目も終わりかと思いきや，来秋同窓会創立120年を迎える記念行事に合わせてクラス会をとの要望があり，来秋に再会をと思っています。
　諸兄・姉のご健康を祈るや切です。

（鳴神　保雄　記）