「歯科医院開業」~これまでの歩み~
石川 一麿(平成10年卒)
はじめまして。平成10年卒 石川一麿と申します。
東京歯科大学を卒業して16年。卒業後は歯周療法学講座に入局、都内の開業医2件に勤務後、実家である栃木県で開業し、6年目を迎えています。
これからの時代はペリオだ!と志を抱き歯周療法学講座に残り、はじめての患者に触れ、なにもできず試行錯誤の日々が続きました。講座では、診療のみならず、症例発表、抄読会、学生教育と様々なことを学びました。
そして初めての開業医勤務。全く違う環境の中、地域医療へ触れ、自分の未熟さを知ります。
2件目の開業医。義歯を学びたい気持ちで補綴出身の先生のところへ。
勉強会に所属し、他校出身の先生にも影響も受けました。
同窓会学術委員にも所属し、様々な発表の機会も与えて頂き、診療ではひと通りのことがこなせるようになりました。
そして開業。
自分で理想の病院を心に描き開業準備を始めます。
勤務医から院長そして経営者へ。ここでは自分の社会人としての未熟さを知ります。
診療、経理、スタッフ教育、病院の雑用は多く、仕事量が増大します。
そのうえ責任は全て自分に。自分で稼がなければ借金返済できません。理想と現実に直面します。
様々な葛藤を抱きながらではありますが、たくさんの人に支えられて、毎日仕事に忙しい日々を過ごしています。
それぞれの時代に、様々な人と出会い、そして学び、得てきたことを皆様にお伝えできればと思います。