東京歯科大学同窓会愛知県支部「若手勉強会」

愛知県支部常任理事 広報担当
竹内 英樹

 愛知県では,平成24年度より新規事業として,若手勉強会を事業計画に取り入れました。これは,若い先生に積極的に参加してもらえる同窓会にしていきたい,という会長の意向により始められたもので,新入会員の増加,若い先生の人材発掘及び同窓会に対する意識向上という良い結果が生まれ,最近懸念されている若い先生の同窓会離れに歯止めをかける有意義な事業と思われますので紹介させていただきます。

 この若手勉強会というのは,毎年実施されている外部講師を招聘する学術講演会とは別に,若い会員の先生自身がそれぞれのテーマで発表し,ベテランの先生も交えてざっくばらんに本音で話し合い,毎日の臨床で発生する悩みを解決していこう,という趣旨で企画されたもので,通常の学術講演会やスタディグループとは一味違ったものとなっております。また,若い先生とベテランの先生の交流も目的の一つなので,勉強会終了後は,発表してくれた先生を囲んで懇親会を開催し親睦を深めています。

 第2回では,本部同窓会副会長の梅村長生先生を講師にお願いした医療問題講演会と共催し,医療保険制度や診療報酬を中心に社会保障制度に関する研修も行い,若い先生にとって,あまり勉強する機会が少ない内容だったので大変有意義なコラボ企画となりました。下記が2回開催された概要です。

第1回 平成24年11月18日(日)於 愛知県歯科医師会館 出席者22名
「全身的偶発症にて自院から救急車出動要請をした3例について」 小関 健司先生(平成2年卒)
「コンビロックパーシャルデンチャーにおいて支台歯を喪失した一例リカバリーについて」 加藤  勇先生(平成8年卒)
「私の臨床~根管治療~」 穂積 隆浩先生(平成11年卒)
第2回 平成25年4月21日(日)於 アパホテル名古屋錦 出席者26名
「難しいエンド」 白岩 克規先生(平成2年卒)
「一般開業医が行う小児の予防矯正」 静間 祐一郎先生(平成7年卒)
「顎関節を考慮した矯正治療」 酒井  聡先生(平成13年卒)
医療問題講演会
「社会保障・税の一体改革と診療報酬改定」
梅村 長生先生(昭和49年卒)