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門石長秋(かどいしおさあき)―日本の歯科医療の近代化に挑んだ若き歯科医師の生涯を追う [村居正雄(昭和42年卒・東信支部)著]

門石長秋(かどいしおさあき)―日本の歯科医療の近代化に挑んだ若き歯科医師の生涯を追う (村居正雄 著)

―明治時代まで続いた伝統的な入歯師は、何の素材で入れ歯を作っていたでしょうか。
1.象牙、2.黄楊、3.竹

正解は、本書「五.入歯師・川上喜作のこと」をご覧ください。
明治36年に創立した長野県歯科医師会の初代会長となって草創期の歯科医師会活動に貢献し、上田町で11年間過ごした後に東京に転居して日本歯科医師会の重職を務め、歯科医師法改正に尽力すると共に、神田駿河台の御茶ノ水駅前に診療所を構えて東京歯科医学講習所を併設し、歯科医師養成にも力を注いだ門石長秋(かどいし おさあき)。本書は、30年以上にわたり上田市で歯科医師として過ごしてきた著者が、僅か数行の歯科医師会名簿の記録から出発して、門石長秋という人物の足跡を辿り、その短い生涯の中にある謎に迫った記録である。

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「内科学エッセンス2 歯科医師が知っておくべき全身疾患」
[水野嘉夫(東京歯科大学 内科学講座 客員教授)著]

「内科学エッセンス2 歯科医師が知っておくべき全身疾患」水野嘉夫(東京歯科大学 内科学講座 客員教授)著

 「歯医一体」の概念に基づき内容を一新!
 歯科医師の日常臨床に必要な情報を網羅


■■本書のおもな内容■■

  • 00 総 論
     内科診察について/症候学/バイタルサイン/検査データの読み方
  • 01 循環器疾患
     心電図異常/血圧異常/虚血性心疾患/感染性心内膜炎/末梢動脈疾患/心不全
  • 02 代謝性疾患
     糖尿病/痛 風/骨粗鬆症/脂質異常症/肥満症
  • 03 消化器疾患
     食道疾患─GERD/胃・十二指腸疾患/大腸疾患/肝機能検査/ウイルス性肝炎/アルコール性肝障害/薬物性肝障害/肝硬変症
  • 04 脳神経疾患
     脳血管障害/パーキンソン病/認知症
  • 05 血液疾患
     血液疾患総論/赤血球系疾患/白血球系疾患/出血性疾患
  • 06 腎泌尿器疾患
     腎泌尿器疾患総論/腎 炎/ネフローゼ症候群/慢性腎臓病/腎不全/薬物性腎障害/透 析
  • 07 精神神経疾患
     統合失調症/うつ病/心身症/神経症/てんかん/薬物依存
  • 08 内分泌疾患
     視床下部─下垂体疾患/甲状腺疾患/副甲状腺/副腎疾患
  • 09 呼吸器疾患
     呼吸機能検査/気管支喘息/COPD/肺 炎/気管支炎/肺血栓塞栓症/過換気症候群/睡眠時無呼吸症候群
  • 10 皮膚疾患
     皮膚疾患総論/扁平苔癬/多形滲出性紅斑/尋常性天疱瘡/掌蹠膿疱症
  • 11 妊娠トラブル
     薬剤と妊娠・授乳
  • 12 リウマチ疾患
     関節リウマチ
  • 13 薬物による副作用と口腔疾患
     歯肉の肥厚/歯の着色/唾液分泌の減少/薬 疹
  • 14 救急医療
     救急蘇生法/歯科における救急処置(とくに迷走神経反射について)
  • 15 感染症
     院内感染症/HIV感染とAIDS
  • 16 在宅医療
  • 17 緩和ケア
  • 18 高齢者の医療
  • 19 臓器移植

著者:
水野嘉夫(東京歯科大学 内科学講座 客員教授) 著
出版社:
一世出版
定価:
定価 4,800円+税(送料実費)
著書紹介ページ:
https://issei-pub.co.jp/books/0010/

「かかりつけ歯科医からはじめる
 口腔がん検診 Step 1・2・3」(柴原孝彦 ほか 著)

「かかりつけ歯科医からはじめる 口腔がん検診 Step 1・2・3」(柴原孝彦 ほか 著)

口腔がん早期発見の担い手,ファーストゲートであるかかりつけ歯科医に,口腔がんの診かたから高次医療機関への連携の取り方,検診システムから患者のアフターケアまでをていねいにわかりやすく解説!
◆口腔がん患者は年々増加しており,早期発見のためにはかかりつけ歯科医による口腔がん検診が大きな意味をもっています.しかし,現実には検診を実施できないまたは躊躇する歯科医院もあるのが実情です.そこで,本書ではその実態をふまえ,多くの歯科医師が口腔がん検診にもつ疑問にこたえ,取り組むのに役立つ知識や工夫を総覧できるようにしています.
◆歯だけではなく口腔粘膜を含めた一口腔単位で患者を診ることができる歯科医師を養成できる一冊です.


■■本書の構成■■

【I編】
異変への気づき方→検査のすすめ方→専門機関への連携の取り方を柱に,STEP1,2,3と読みすすめていくうちに“口腔がんのみつけかたと対応”における基本的な知識を自然につかめる構成です.
・各症状の特徴的な写真とともに,鑑別点や対応をビジュアルに解説
・専門機関へ紹介する際の方法を書面例とともに解説
・検査のすすめ方を段階を追って解説
・入院前後の口腔ケアの実践方法など,歯科衛生士の役割も詳細に説明
・周術期における口腔機能管理についても言及
【II編】
地域医療における検診システムの構築について参考になるような事例を取り上げています.また,近年急速に増えている在宅の患者の口腔がんに対する対応にもふれています.

主な目次

Prologue
口腔粘膜は歯科医師の専門領域(柴原孝彦)
口腔がん~その見つけかたと対応
Step 1
口腔がんじゃないか?―患者の異変に気づいたとき
Step 2
口腔がんが疑われる場合の検査とその進め方―開業医でもここまでできる
Step 3
診断後の専門機関との連携の取り方と患者のアフターケア
II
地域医療における検診システムの構築
検診システムの構築と予防
訪問歯科で患者に粘膜病変を発見したら

著者:
柴原孝彦(東京歯科大学口腔外科学講座)・浅野紀元・浅野薫之・縣奈見・大島基嗣・片倉朗・小島沙織・三條沙代・杉山芳樹・関根浄治・髙野伸夫・千葉光行・長尾徹・藤本俊男・溝口万里子・武藤智美 著
出版社:
医歯薬出版
定価:
定価 5,880円(本体 5,600円+税5%)
著書紹介ページ:
https://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=444030

「歯科大教授が明かす 本当に聞きたい!インプラントの話」(矢島安朝 著)


インプラント治療は「誤解」だらけ!誰も書かなかった「真実」とは?

歯科大教授が明かす 本当に聞きたい!インプラントの話 矢島安朝 著(東京歯科大学口腔インプラント学講座教授)

歯科医療における「20 世紀最大の発明」とも言われる歯科インプラント。
人生の後半部分のQOL(Quality of Life=生活の質)向上に役立つなど、
その有用性が広く認められている一方で、
近年ではトラブル事例の急増が伝えられています。
安心で安全な治療を受けるためにはどうしたらいいのか、
患者が知っておくべきインプラント治療の正しい知識から、
信頼できる歯科医師選びのポイントまでを、現役の歯科大教授がズバリ解説。
インプラント治療で後悔したくないすべての人に贈る、患者必携の一冊です。


目次
 
第1章
インプラント治療とはどういうものか?
第2章
インプラント治療をめぐる“3つの誤解”
〜「患者」「歯科医師」「社会」の誤解
第3章
安心・安全な治療を受けるために(1)
インプラント治療の流れを知っておこう
第4章
安心・安全な治療を受けるため(2)
術前検査・診査でリスクを明確化する
第5章
安心・安全な治療を受けるために(3)
信頼できる歯科医師の選び方
付 録
日本口腔インプラント学会 専門医・指導医名簿
日本顎顔面インプラント学会 専門医・指導医一覧

著者:
矢島安朝(東京歯科大学口腔インプラント学講座教授)
出版社:
角川マガジンズ/角川SSC新書
定価:
本体800円+税 《一般書店にて購入可》
著書紹介ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/book/bk_detail.php?pcd=201108000871
著書詳細:
詳細PDF( PDFファイル:341KB )