三重県支部/定時総会・学術講演会・懇親会開催

 平成31年2月17日(日)伊勢パールピアホテルにおいて,三重県支部総会が開催されました。来賓として同窓会本部より同窓会副会長の財部正治先生,学術講演講師として愛知県常滑市開業で1997年卒の井上敬介先生をお招きしました。
総会は辻 孝支部長の挨拶の後,同窓会副会長の財部先生により澁谷先生が正式に同窓会長になられたこと,同窓会の現状,若い先生の同窓会支部未加入問題,同窓会運営費がかつては1億円あったのが,現在は8,000万円に減少して運営に支障が出ていること,本年度中に同窓会名簿を発行すること,大学への寄付についてなど説明をしていただきました。若い先生の同窓会支部未加入問題は深刻で,本部のご苦労がよく理解できました。
三重県においても新入会員は10年間に2〜3人といった具合で,年々会員が減少しており,少しでも会員を増やす努力が必要であると痛切に感じております。
その後,武藤元支部長による議事進行のもと昨年の事業報告,会計報告が行われ,さらに今年の事業,予算の承認が全会一致で可決されました。又,今年は東海地域支部連合会の主催県に当たっており会員への出席要請がなされました。
記念撮影,休憩の後,井上先生に「今,歯科界が診るべきものは?『不正歯列,不正咬合は予防できるのか?』」と題して興味深い内容でお話しいただきました。かつて補綴第3講座に在籍されたご経験から,せっかくインプラントを入れたのに,インプラント以外の部分の天然歯,ブリッジ等が全部やられてしまった症例を見せていただきました。そこから井上先生は予防の大切さを痛感され,虫歯・歯周病の予防を推進されました。そしてその先に,若年者の不正歯列,不正咬合が増加しており,それらを予防する必要に気付かれました。今回特にそれら不正咬合予防についてお話しいただきました。
不正咬合を予防するには,形態のみにとらわれるのではなく,不正咬合を作り出した原因にアプローチすることが大切だと話されました。そして,特に不正咬合は口呼吸が大きな原因の一つで,CT撮影すると気道が狭くなっており,呼吸が苦しくなるため,それを避けようとして,口唇,舌,嚥下に大きな影響を与え,結果として不正咬合を作り出すとのことでした。
それらを改善するため,キッズルームで口唇のトレーニングや鼻で息をするのを訓練するゲームなど,いろいろお話しいただきました。
講演終了後,ホテル内で懇親会に入りました。山際先生の乾杯の音頭で宴会が始まり,世代を超えて和気あいあいと楽しいひと時を過ごすことができました。

(昭和56年卒・宮﨑 弘隆 記)