滋賀県支部/平成29年度 総会・講演会・懇親会

 平成30年3月4日(日)滋賀県支部総会および学術講演会が,「ホテルボストンプラザ草津」にて開催された。総勢18名の参加があった。住井正勝専務理事の司会のもと総会開会,尾松素樹副支部長の開会の辞に続いて校歌が斉唱され,11月21日にご逝去された平川幸矢先生のご冥福を祈り,物故会員へ黙祷を捧げた。松田康男支部長の挨拶のあと,来賓としてお招きした櫻井 薫 老年歯科補綴学教授より挨拶および大学の近況報告をお話しいただいた。水道橋への移転の進捗状況,短期大学の新設,稲毛キャンパスの状況,学生の様子,入学試験,国家試験,大学院について等,ご説明いただき,益々発展していく大学の現況を感じ取ることが出来た。
 続いて議事に入り,平成29年度事業報告,会計報告,平成30年事業計画について協議を行ない可決承認された。また,続く議事において次期支部長の選出について協議され,尾松素樹先生の次期支部長就任が満場一致で可決承認された。報告事項として,会費および共済制度について,近畿連合同窓会開催について(平成32年度は滋賀県が当番県)説明があり,中村 忠副支部長による閉会の辞で総会は締めくくられた。
 引き続き,学術講演会として櫻井 薫教授より「新たに保険に導入された口腔機能低下症」と題したご講演を賜った。フレイル,オーラルフレイルについて,櫻井先生が理事長を務められている日本老年歯科医学会が提唱している新たな病名「口腔機能低下症」について,適切な診断方法,管理と動機づけの行ない方,どのように保険導入されるのかについてご説明いただいた。健康寿命延伸のために歯科の果たすべき役割をあらためて認識することができた。
 学術講演会終了後,懇親会に移った。岡野徳一郎先生の乾杯の発声で宴が始まり,和やかな時とともに同窓の親睦を深めた。宴の中で,吉例となっている東京歯科大学予科逍遙歌「夕日は沈み」を北村真也先生の指揮のもと全員で合唱した。その後,尾松素樹次期支部長の閉会の辞をもってすべての日程を終了しお開きとなった。

(平成3年卒・中瀬 一輝 記)