神奈川西湘支部/総会・講演会・懇親会開催

 神奈川西湘支部は平塚,大磯,二宮,小田原,足柄エリアの会員で構成される。箱根駅伝のコースとしてもお馴染みの海山の自然に恵まれた温暖な地域で,母校校歌を作詞した北原白秋はじめ多くの政財界人や文人墨客がその風光を愛したことでも知られる。
 平成28年12月10日(土),グランドホテル神奈中平塚において,支部の総会・講演会・懇親会が開催された。
 馬上富美男支部長(昭和48年卒)の挨拶に始まり,平成28年7月に逝去された宮尾尚文先生(昭和27年卒)を偲んで黙祷が捧げられた。
 議事は河野孝栄議長(昭和60年卒)によって円滑に進行し,過年度決算や次年度の計画,予算等の議案は滞りなく可決承認された。
 続いて,母校の福田謙一教授(口腔健康科学講座/障害者歯科・口腔顔面痛研究室)により「歯科における多様化する主訴への対応患者急変時の対応」の演題で学術講演会が開催された。大学の現状やご専門分野の最新の知見等を多岐にわたってご説明いただいた。金子 亮副支部長(昭和62年卒)が謝辞を述べ,懇親会場へと移動。
 懇親会では先ごろ文部科学大臣表彰の栄に浴された山田 貢先生(昭和34年卒),米寿を迎えられた天野聖造先生(昭和26年卒),古希を迎えられた富田汪助先生(昭和46年卒)と古井 瞭先生(昭和48年卒)にお祝いが贈呈された。
 その後は,世代を超えた歓談が広がり深まる中,時は瞬く間に過ぎて恒例の校歌斉唱タイムとなった。来賓として迎えたはずの西山 潔神奈川県支部連合同窓会長(昭和57年卒)が自ら音頭を取ってくださった校歌の大合唱(大絶叫)により,空調以外は無風のはずのホテルの一室に校旗を翻らさんとばかりの一陣の風が吹いたかのようであった。楽しかった師走の宴も,秋山達郎副支部長(昭和59年卒)による挨拶で名残惜しくも閉会となった。

(昭和59年卒・佐々木 明彦 記)