愛知県支部/六校会合同講演会

 令和7年4月13日(日)14時より、愛知県歯科医師会館「歯~とぴあホール」にて標記講演会が、愛知県日本歯科大学校友会の担当で開催されました。講師は日本歯科医師会高橋英登会長にお願いし、「歯科医師減少時代をむかえ、これからの歯科医師会が目指すもの!」という演題で講演が行なわれました。
 「六校会」とは、愛知県内に居住する旧制六校(東京歯科大学・東京医科歯科大学・日本歯科大学・日本大学歯学部松戸歯学部・大阪歯科大学・九州歯科大学)出身者で構成される、大学の垣根を越えた歯科医学、医療に関する最新の知識習得および交流を目的とした組織です。

この六校会講演会は第1回を東京歯科大学同窓会愛知県支部が担当し、以降、六校会の各同窓会が持ち回りで毎年1回開催され、今回で4回目となります。本講演会は愛知県歯科医師会内堀典保会長の多大なバックアップを受け、六校会会員以外の県歯会員にも門戸を広げて開催しています。
 司会は愛知県日本歯科大学校友会の加藤武司専務理事が担当し、東京歯科大学同窓会愛知県支部橋本雅範会長の開会の辞に続いて、来賓挨拶が愛知県歯科医師会内堀典保会長より行なわれ、講師紹介として高橋英登会長と日本歯科大学の同級生である愛知県日本歯科大学校友会田中正雄会長より、高橋英登会長の大学時代の心温まるエピソード等が紹介されました。
高橋英登会長の講演では、歯科医師の置かれている苦しい現状を詳細な資料を基に説明され、高齢化による倒産・閉院問題、歯科医師偏在問題、歯科衛生士・技工士不足などの説明が行なわれました。また、多くの歯科材料や新しい診療方法も紹介され、最後にこのような時代でも、まだまだ我々歯科医医師が活躍できる場面はたくさんあるので、自信と尊厳を持って前向きに取り組んでいただきたいと熱く語られました。
 講演後の質疑応答では九州歯科大学愛知県同窓会近藤大喜会長が進行を務め、最後に大阪歯科大学愛知県同窓会水野和幸会長より謝辞をいただき、愛知県日本大学歯学部・松戸歯学部同窓会竹内伸彦会長より閉会の辞にて講演会は終了しました。

(昭和56年卒・長谷部 雅志 記)