静岡県支部/令和4年度定時総会・記念講演会

 令和4年12月11日(日),11月に新型コロナウイルス治療薬が緊急承認されるなど,コロナ禍も新しい流れが見えてくる最中,ホテルアソシア静岡にて定時総会及び記念講演会が行われました。
 平川彰生専務理事の司会進行のもと,栗原由紀夫副支部長の開会の辞に始まり,竹内 智支部長の挨拶をいただいた後,ご来賓の一戸達也学長,村松 敬保存修復学講座教授,大松 高静岡県歯科医師会会長,冨山雅史同窓会副会長,鳥居一也日本歯科医師会代議員の紹介を行いました。
 一戸学長より大学の現状報告や国家試験合格率,また冨山副会長より同窓会本部報告をしていただきました。その後新入会員の紹介を行った後,定時総会も滞りなく行われ,若林秀典副支部長が閉会の辞を述べられました。
 講演は保存修復学講座 村松 敬教授による「変貌する齲蝕への対応-マネジメント,歯髄保護と歯髄保存,根面齲蝕-」が行われました。村松先生より齲蝕治療そのものの変遷や現在講座で行われている治療,材料,マネジメントをお話しいただきました。歯髄幹細胞は切削により死亡するが,血管の届く範囲で幹細胞は回復するというお話が印象的でした。普段の臨床でも難しく判断に迷うことが多いように思われる歯髄保護のお話を,専門的知識で分かりやすくお話していただけたことにとても感謝しております。
 今回は懇親会も行われました。各先生方がお互いの話に花を咲かせていました。
 最後は荻原英夫先生指揮のもと全員で距離を取り,校歌斉唱を行い無事,幕を閉じました。

(平成18年卒・西原 圭二 記)