愛知県豊田市の東京歯科大学同窓生の集まりである『東豊会』で12月2日(水)〜3日(木)に有馬温泉へ親睦旅行に行ってきました。毎月,少しづつ積み立てを行い歯科医療に通じる研鑽や交流を深めています。今回の長年に渡るそれぞれの積み立てで実現した旅行は,新名神高速道路を西に向かい,夕方には宿の「有馬山叢 御所別墅」に到着しました。感染対策に十分配慮された広い敷地には紅葉の面影が程よく残り,楓の絨毯の中を通り各自の部屋に案内されました。
先ずは,鎌倉時代から続く御所泉源・妬泉源の金泉の掛け流しの湯にゆっくりと浸かりました。試しに,ちょっと舐めてみると思っていたよりも塩分濃度が濃く感じるその真っ赤な温泉は肌が滑らかになり,癒しの効果もしっかりと実感できました。湯上りには準備されていた島根県の木次乳業の美味しい牛乳やコーヒーミルクを頂きました。矢頭吾貴先生(S63卒)の飲みっぷりの良さには感服しました。
そして,夕食は自家栽培の米や野菜,瀬戸内の新鮮な魚介類など,良質な素材にこだわった創作和会席にシャンパン,ワイン,日本酒がマリアージュされた山家料理を楽しみながら,加藤 至先生(S45卒)の喜寿と,最年長の鈴木 裕先生(S25卒)の93歳のお誕生日をお祝いし,東京歯科談義に花が咲きました。
食後には天井が高く開放感のある平屋のVILLA タイプの自室部屋に集まり,寛ぎながら世代を超えた同窓のひと時を過ごしました。
次の日,洋風の朝食後は鈴木正彦先生(S61卒)がお詳しい坂の多い有馬温泉街や太閤橋を望見しながら街の中心部でひときわ赤い欄干のねね橋等を散策し,目の前で焼き上げられる名物の炭酸煎餅を土産に有馬温泉を後にしました。
酒処としても知られる京都伏見区に移動し,酒蔵を改装した「京の台所 月の蔵人」で三種の日本酒を一度に味わえる利き酒を楽しみながら昼食を頂きました。別添えの一杯と同じ銘柄を当てるのですが,さすがに皆さん見事に的中されていました。月桂冠や黄桜など有名な酒蔵の見学も,羽田明史先生(H12卒)の検索のおかげで迷うことなく風情ある町並みを楽しみました。
帰宅前に,以前に四日市で勤務経験のある加藤 勇先生(H8卒)もよくご存知の大遠会館で新鮮なマグロや海鮮を,ひもの食堂ではその名の通り美味しいひものを家族の喜ぶ顔を思いながらお土産に購入し帰路につきました。
今回も「東京歯科大学でよかったな」と改めて実感した親睦旅行になりました。
(平成2年卒・鈴木 裕仁 記)