平成25年5月11日(土),午後2時30分より四国地域支部連合同窓会総会・学術講演会・懇親会が香川県高松市にある「JRホテルクレメント高松」にて開催されました。ご来賓として矢﨑秀昭同窓会会長,佐瀬俊之同窓会副会長,母校より井出吉信学長,特別講演は宮城県から同窓の鈴木一雄先生をお迎えし,四国4県から51名の同窓が参加されました。
総会は校歌斉唱から開会し,物故者への黙祷,開催県支部長である藤本清香川県支部長の挨拶の後,来賓挨拶として矢﨑秀昭同窓会会長が同窓会の現況を報告するとともに新血脇記念ホール建設のための寄付金についての説明やお願いがありました。つづいて四国地域支部連合会久保田晃会長の挨拶の後,井出吉信学長より大学移転と新血脇記念ホールの建設状況,水道橋における今後の展開について,今年行われた歯科医師国家試験および大学入試結果についてなど,大学の現状について解り易く説明をいただきました。最後に,次期開催県支部長である横山洋行愛媛県支部長からの挨拶をいただきまして閉会となりました。
学術講演は宮城県気仙沼市で開業されている昭和48年卒の鈴木一雄先生に『私の東日本大震災』という演題にてご講演いただきました。気仙沼市は地震と津波だけでなく火災による被害も甚大であり,震災死亡者・行方不明者を合わせると約1,300名にもなりました。先生の診療所も2階まで津波が押し寄せ,医院屋上から先生が撮影されたと思われる動画も視聴いたしました。未曾有の大災害を体験され,歯科医師として検死活動にも従事し,歯科医院再開等のご経験を通じての先生の言葉「転ばぬ先の杖」は,南海トラフ地震に不安を持つ四国地域の会員に対して,災害への備えと心構えを改めて与えるものとなりました。
記念写真撮影の後,午後6時30分よりご来賓として豊嶋健治香川県歯科医師会会長が加わり,懇親会が行われました。地元瀬戸内の旬の食材を使った料理に舌鼓を打ちながら,酔いも最高潮に達したところで女性ユニットによる歌謡ショーが宴に華を添えました。会場各所にて1年ぶりの再会に親睦を深めながら,楽しい時間は早く感じるもので名残惜しいなか終宴となりました。二次会は同ホテル最上階にある高松の夜景が美しい「バーアストロ」にて,翌日の親善ゴルフ大会は「坂出カントリークラブ」にて開催され(優勝:愛媛県支部松木建二先生),無事すべての日程を終了いたしました。
(髙橋 巧 記)