信越地域支部連合会/平成24年度信越連合会総会並びに新潟県支部総会

 去る6月30日(土),新潟市「ホテルイタリヤ軒」に於いて今年度の同窓会信越連合会総会並びに新潟県支部総会が開催されました。来賓として浮地文夫同窓会副会長,髙橋義一同窓会専務理事,母校より井出吉信学長,阿部伸一教授,並びに母校同窓の新潟大学歯学部齊藤力教授をお迎えし,長野県支部16名,新潟県支部32名が参加されました。

 新潟県支部総会は岡田泰幸先生の司会で始まり,小千谷市の鈴木義隆先生が議長に選出されました。まず広瀬 秀副会長より,今年の3月26日に高垣順吉前支部長がご逝去され,柏崎市の阿部晴弘先生に支部長代行を務めていただいた経緯について説明がありました。先立って行われた理事会で阿部先生が新支部長に推挙され,本会にて支部長に選出されました。高垣前支部長に黙祷を捧げ,阿部支部長により若い先生の同窓会離れ,新潟では老齢化が著しいが皆で同窓会を盛り立てていこうと挨拶がありました。その後,事務手続きを簡素化するために作成した新潟県支部ホームページの活用についての説明,次期は中越地区担当での開催に決定した報告があり閉会いたしました。

 続く信越連合総会は長野県16名,新潟県32名の参加があり,ご来賓として,浮地文夫同窓会副会長,髙橋義一同窓会専務理事,母校より井出吉信学長,阿部伸一教授,並びに齊藤力新潟大学教授にお越しいただきました。岡田泰幸先生の司会のもと,鈴木義隆先生が議長に,飯島和彦先生が副議長に選出され,阿部晴弘信越地区支部連合会会長の挨拶が行われました。浮地先生より,より強い会員との連携と母校への支援について,髙橋先生より若手同窓と女性会員との連携強化についての説明がありました。井出学長からは新1年生の新校舎での学生生活と水道橋移転の現状説明,今年の国家試験・入試状況,歯科大学の生存競争が激化している中での母校の厳しい現状などについての報告がありました。

 引き続き庶務報告,物故会員へ黙祷を捧げた後,議事協議に移り,次期は長野県佐久方面での開催が承認され閉会いたしました。引き続き,解剖学講座主任教授の阿部伸一先生より『臨床に役立つ機能解剖学~総義歯からインプラントまで~』の演題で学術講演が行われました。歯牙喪失後,顎骨の形態の変化により歯槽堤に対して神経・血管の位置がどのように変位していくかを口腔底の解剖とともに解説し,それに伴いインプラント埋入部位の注意事項について説明していただきました。次に顎関節の解剖と動き,嚥下機能について動画を交えて大変わかりやすく解説いただき,義歯の吸着に機能解剖学がどのように関わっているか,日常見落としがちな周囲組織と義歯との関係を再認識させられました。

 記念撮影の後,懇親会に移りました。三村大輔先生の司会のもと阿部晴弘先生の開会の挨拶,松川公敏先生の地元歓迎の挨拶,ご来賓の挨拶と続き,齋藤力先生の乾杯の発声で宴が始まりました。珍しいサッポロの地域限定ビール「気分爽快ニシテ」で乾いた喉を潤しつつ始終和やかに会員相互の親睦を深めました。毎年恒例の八百枝正樹先生の指揮で校歌斉唱し万歳三唱の後,名残惜しいなか終宴となりました。

(加茂芳江 記)