平成28年4月9日(土),ホテルメトロポリタン山形において定時総会が開催された。太田貴志副支部長の開会に始まり,物故会員慰霊,五十嵐 栄支部長の挨拶後,矢﨑秀昭東京歯科大学同窓会会長より祝辞を,井出吉信東京歯科大学学長より祝辞と東京歯科大学の現状報告,二階堂雅彦東京歯科大学水道橋病院臨床教授より祝辞を頂戴した。続いて会員の表彰,平成28年歳祝,齋藤利明前支部長へ感謝状贈呈が行われた。引き続き議長として沼澤孝人君が選出され,報告,議事が滞りなく承認され,小林千晃副支部長の閉会により総会を終了した。
その後,創立90周年記念特別講演会が二階堂臨床教授より「歯周病の歯列を守る-長期症例から学ぶこと-」と題して行われた。駆け出しの歯科医の頃に多様な姿を見せる歯周病患者に圧倒され,重度歯周炎の患者の進行を止められず歯を失ってゆく姿を目の当たりにし,何も出来なかったご自身の経験。「歯周病を究めたい」と発起されアメリカへ留学,以来20余年経過を踏まえ,ご自身が現在行われている歯周治療を初診からの治療経過を歯周病の機序なども加えて沢山の症例と共にご講演いただいた。同窓外の歯科医師やスタッフの方の多くの参加もあり,盛況な講演会であった。
講演会終了後,永田秀昭山形県歯科医師会会長をお招きし記念撮影,その後山形県支部創立90周年記念祝賀会が行われた。開会,支部長挨拶に続き矢﨑同窓会会長,井出学長,永田県歯会長より祝辞を頂戴し東海林修顧問の乾杯により宴が進められた。参加者は新しい大学の事や懐かし校舎や級友などの話しに皆楽しい時を過ごし素敵な90周年の記念品,校歌斉唱,万歳三唱を行い閉会となった。
(昭和62年卒・五十嵐 徹 記)