平成27年12月6日(日)名鉄ニューグランドホテルにて平成27年度愛知県同窓会総会,記念講演会ならびに懇親会が盛大に開催された。
総会では来賓として東京歯科大学理事長の水野嘉夫先生,同窓会本部より副会長の浮地文夫先生,地域選出理事の山田 有先生にご臨席戴いた。始めに会長挨拶として成瀬 健会長より,「東京歯科大学同窓会創立120周年記念式典における記念講演での吉澤信夫山形大学名誉教授ならびに宮地建夫同窓会副会長のお話では,明治28年6月に第一回院友会が芝の万清楼で行われ,その際,万座の会員を前に血脇守之助先生が『竜頭蛇尾に終わらしめず,第二回第三回より千万回に致らしめんこと,我々の願望に勝へざる所なり』と檄を飛ばされたと紹介された。世の中,中途半端に終わるものばかりだが,永遠に続けることの大切さを説いていることを改めて再確認した。120年続くこの同窓会への思い,血脇イズムが脈々と流れていると感じる。この先130周年,150周年,200周年さらにその先ずっと続けていけるよう同窓会に寄与して戴きたい」と120周年記念式典での内容を引用し,同窓会の意義を説かれ会長挨拶を行なった。その後,3名の物故会員への黙祷に続き,水野嘉夫理事長からは大学の近況,浮地文夫同窓会副会長からは,役員改選に伴う次期執行について引き続き矢﨑秀昭会長が選出されたことを始め,同窓会評議員会での内容の詳細な報告等がなされた。
総会は牧野健司議長の下,各部報告,議事と円滑に取りまとめられ,議事の「次期会長選出の件」では,満場一致で成瀬会長が引き続き次期会長に推挙,承認された。また,次年度中には愛知県同窓会の沿革誌を作成し,愛知県同窓会の歴史を後世に伝えていくことも承認された。
記念講演会は,「歯科医学における内科学」という演題で学校法人東京歯科大学理事長であり,慶應義塾大学内科学客員教授でもある水野嘉夫先生にご講演を戴いた。超高齢化が進み,有病者に対しての歯科治療が当たり前の時代となってきた今日,歯科外来を受診する患者さんで一番頻度の高い高血圧症について話を進めて戴き,明日からの診療に生きるとても意義のある講演であった。
最後に懇親会が同会場にて行われ,来賓として愛知県歯科医師会より,須賀均副会長にご出席戴いた。懇親会では女性演者4名によるクラッシックのミニコンサートを聞きながら,120周年記念式典に参加された会員が多く,その際の話題等でも大変盛り上がり,終始笑いの絶えない懇親会となり,最後は小関健司理事の指揮の下,平成卒の会員が壇上に上がり,校歌斉唱にて閉会となった。
(平成9年卒・井上敬介 記)